世界では注目の的なのに、日本では「売れない」とか「オワコンなんじゃない?」なんて声が聞こえてくるのが現状です。
一方で
「いやいや、新たにプラグインハイブリッド車(PHEV)を投入して巻き返しを狙ってるらしいよ!」という噂もあって、正直どうなの?と気になりますよね。
世界市場でガンガン成長しているBYDが、どうして日本ではこんな状況になっているのでしょうか?
この記事では、そんなBYDの「売れない理由」や「撤退の可能性」を徹底解説していきます!
今後、日本でBYDが再び大きな存在感を示すことはあるのかについても考察していこうと思います!
bydの日本市場での現状を簡単解説!
BYD(Build Your Dreams)!中国では知らない人がいないと言われるほどのEVメーカーで、
でも、どうでしょう……?
世界では好調なのに、日本ではちょっと足踏み状態。
このギャップの理由を見ていきましょう!
なかなか伸びていないBYDの販売実績
BYDが日本市場に本格参入したのは2023年1月!
ところが……ふたを開けてみると、、、
日本市場全体でのEVの普及率が 1%台 という低さも一因ですが、それだけではありません。
国産メーカーのハイブリッド車が強すぎることもあり、「BYD、ちょっと厳しいかも……」という空気が漂っています。
ブランド認知度向上のための努力!でも課題は山積み。
「BYDって何?」そんな声を払拭するため、BYDは本気でブランド認知を高めようと頑張っています!
さらに、2023年末までに全国で 51の販売拠点 を展開!
ディーラー網の整備を急ピッチで進めています。これは「BYDってどこで買えるの?」という疑問に答える第一歩です。
日本の消費者は、トヨタや日産といった国内メーカーに強い信頼を寄せているのが現実。
「BYD、どんな車かよく分からないしなぁ」と考える人がまだ多いんですよね。ここをどう攻略するかがBYDの大きな課題です!
bydが日本で売れていない8つの理由!
世界ではEV市場をけん引する大手メーカーですが、日本市場では「絶賛苦戦中」という言葉がピッタリの状況なんです。
その理由は、日本ならではの市場特性やBYDが直面している課題がいくつもあるから!
ここからは、BYDが日本で「売れない」と言われる理由を8つに分けて詳しく解説していきます。
信頼性への懸念:大丈夫なの?という消費者の不安
日本の消費者って、車を買うときにまず「信頼できるかどうか」を重視しますよね。
ここで問題になるのが、「中国製品」というイメージ。
特に、初めてのメーカーに対しては慎重になりがちな日本の消費者にとって、BYDはまだ信頼を築ききれていない状態なんです。
加えて、販売店の少なさやアフターケア体制が十分でないことも、不安を増幅させています。
「もし故障したらどうするの?」
「修理ってどこでできるの?」
という疑問が、購買を妨げる大きな壁になっているんです。
「BYDって実はすごいんだ!」と思ってもらえるようなキャンペーンや、アフターサービスの充実が今後の課題と言えるでしょうね、、、
ブランド認知度の低さ
「BYDってなに?」と思う方、正直まだまだ多いですよね。
BYDは世界的には有名なEVメーカーですが、日本ではまだまだ新参者です。
中国ではトップクラスのブランド力を誇るBYDも、日本では「どんなメーカー?」というところからスタートしているんです。
テレビCM「ありかも、BYD!」で認知度を上げようとしていますが、「名前は聞いたけど、実際どうなの?」という壁を越えるにはまだ時間がかかりそうです。
国内メーカーの圧倒的な信頼感
やっぱり日本人は「国産車が一番!」と思う人が多いですよね!
トヨタ、日産、ホンダなど、日本メーカーは品質も信頼性も抜群で、長年の実績があります。
だから、初めて聞くような外国メーカーに対しては、
「大丈夫かな……?」
と思うのも無理はありません。
EVに関しても、トヨタのハイブリッド技術や日産のリーフなど、国内メーカーが既にしっかりと市場を押さえています。
この「国産車信仰」がBYDにとって大きな壁になっているのは間違いありません。
日本市場でのEV普及率がそもそもない
2023年時点で新車販売に占めるEVの割合は 1.7%
これ、ヨーロッパや中国と比べるとかなり遅れている数字です。
「なんでガソリン車を捨ててEVに乗り換えないといけないの?」という考えの人も多いんですよね。
BYDが日本で成功するためには、こうした市場の特性を理解した上で、価格やサービス、そして消費者が「これなら買いたい!」と思える工夫が必要になりそうです。
価格設定が高い!消費者の反応が悪い
2024年6月に発売された中型セダン「シール」。このモデルは、デザインも性能も「BYDの本気」を感じさせる一台です!
さらに、2023年に政府のEV補助金が削減されたことも影響大!
補助金がないと、「ちょっと高すぎるんじゃない?」と思う消費者が増えてしまうのも当然ですよね。
「いい車だとは思うけど、この価格では手が出ない」という声が多いのも事実です。
販売ネットワークとアフターケアの未整備
「BYDのディーラーってどこにあるの?」と思ったことありませんか?
さらに、購入後のアフターケア体制も十分とは言えません。
「壊れたらどうするの?」「修理はどこでやるの?」といった消費者の不安を解消できる体制がまだ整っていないため、購入に踏み切れない人が多いのが現実です。
充電インフラの未整備
EVを使うには充電インフラが欠かせませんよね。
「充電で困るのは嫌だな」と考える人にとっては、EVを選びにくい環境。
これでは、EV専業メーカーのBYDが苦戦するのも仕方がありません。
消費者ニーズとのミスマッチ
日本の消費者が好む車といえば、「コンパクトで、燃費が良くて、価格が手ごろな車」
一方、BYDの車は性能やデザインでは優れているものの、サイズや価格がこうしたニーズに合っているとは言い難いんです。
例えば
この「ニーズのズレ」がBYDの販売台数に影響しているのは明らかですね。
bydが日本撤退を余儀なくされた4つの原因
「世界ではあんなに売れてるのに、なんで日本だとダメなの?」と思う方も多いですよね。
ここでは、BYDが日本撤退を検討せざるを得ないと言われる4つの原因を解説します!
世界市場でのリソース優先して日本が後回しだから
BYDは中国をはじめ、ヨーロッパや東南アジア、南米といった急成長中の市場に注力しています!
一方で、日本はどうでしょうか?
2023年時点で、EVの普及率はわずか 1.7%
世界の主要市場の中でもかなり低い水準なんです。
「こんな状況で無理に頑張るより、伸びしろのある市場にリソースを回した方がよくない?」と考えるのは当然ですよね。
日本市場がBYDにとって後回しになってしまうのも納得です。
市場参入のタイミングの遅れ
BYDが日本市場に本格参入したのは2023年。「ちょっと遅くない?」と思いませんか?
これ、消費者目線で考えると、「今さら出てきても……」という印象になりがちですよね。
さらに、参入の遅れは販売網やサービス体制の整備にも影響を及ぼし、「BYDって、なんか準備不足じゃない?」と思われてしまう原因にもなっています。
これが日本市場でのBYDの苦戦に拍車をかけています。
日本市場特有の高コスト構造
日本でビジネスをするのって、めちゃくちゃコストがかかるんです!
例えば
BYDが日本市場に多額の投資をしたとしても、その回収に時間がかかる。
しかも、日本市場全体のEV需要が低い中で、投資したコストが思うようにペイできないのは明らかですよね。
これでは「撤退した方が得策かも」と考えるのも無理はありません。
政策変更による補助金縮小のダメージ
特に輸入車への補助金が削減されたことで、BYDの車は「高い!」と感じる消費者が増加。
日本の消費者って、補助金の恩恵をかなり意識して車を選ぶ傾向があるんです。
この政策変更が、BYDにとって大きな痛手になっているのは間違いありません。
bydって今度日本の脅威になるのか?
BYDが日本市場に参入してきたけど、これってトヨタや他の日本メーカーにとって脅威になるのでしょうか?
トヨタをはじめとする日本メーカーは、独自の強みを活かした戦略をしっかりと展開しているんです。
それに加えて、日本市場の特殊性も、BYDにとって大きな壁になっています。それでは、詳しく見ていきましょう!
トヨタの電動化戦略がすごすぎるから
トヨタはただのEVメーカーじゃありません。
ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、バッテリーEV(BEV)、さらには水素燃料電池車(FCEV)まで、幅広いです!
トヨタのハイブリッド車は既に世界中で高い評価を得ていて、「低燃費で使いやすい」と日本の消費者にも絶大な人気を誇っています!
さらに、充電時間はわずか 20分以下 になるとも言われているんです。
これってすごいですよね!
それだけじゃありません!
BYDが脅威となる前に、トヨタは着実に先を行く準備を進めています(さすがすぎる)
日本市場の特殊性がBYDの壁になっている
日本市場って、他の国とは少し違いますよね。
繰り返しになりますが、消費者は「品質の高さ」や「アフターサービスの充実」をとても重視します。
そして、トヨタや日産といった国内メーカーは、この点で長年にわたって信頼を築いてきました。
これ、BYDがすぐに超えられる壁じゃありません。
BYDのラインナップは中型車やSUVが中心で、日本市場のニーズにぴったりとは言えませんよね。「大きすぎる」「ちょっと高い」と感じる人が多いのも、この市場ではハンデになってしまうんです。
こうした状況を考えると、BYDがすぐにトヨタや日産を脅かすような存在になる可能性は低そうです。
むしろ、日本市場で成功するには、もっと地域に特化した戦略や、消費者のニーズに寄り添ったラインナップが必要でしょう。
でも、それって決して「BYDはダメ」というわけじゃありません。
それでは今回はこの辺で!
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