bydが売れない理由!日本撤退するしかなかった原因をわかりやく解説!

BYDの画像

今回は試乗レビューからちょっと離れて、中国の電気自動車メーカー「BYD」について。

世界では注目の的なのに、日本では「売れない」とか「オワコンなんじゃない?」なんて声が聞こえてくるのが現状です。

一方で

「いやいや、新たにプラグインハイブリッド車(PHEV)を投入して巻き返しを狙ってるらしいよ!」という噂もあって、正直どうなの?と気になりますよね。

でも実は、日本市場ではかなり苦戦していて、販売台数もパッとせず、撤退の話まで浮上しているんです。

世界市場でガンガン成長しているBYDが、どうして日本ではこんな状況になっているのでしょうか?

この記事では、そんなBYDの「売れない理由」や「撤退の可能性」を徹底解説していきます!

今後、日本でBYDが再び大きな存在感を示すことはあるのかについても考察していこうと思います!

あわせて読みたい
bydが安い理由!故障や危険性について調査!購入検討してる人へ。 「えっ!?BYDって、あの中国の車メーカー・・・本当に大丈夫なの?」 最近、BYDの車が「安い!」と注目されていますが、ふとこんな疑問が浮かびませんか? 「どうして...
目次

bydの日本市場での現状を簡単解説!

BYD(Build Your Dreams)!中国では知らない人がいないと言われるほどのEVメーカーで、

2022年7月には「ついに日本市場にも参入するぞ!」と意気揚々と発表し、2023年1月から本格的に販売をスタートしました。

でも、どうでしょう……?

日本市場での展開は、まだまだ「大成功!」とは言い難い状況なんです。

世界では好調なのに、日本ではちょっと足踏み状態。

このギャップの理由を見ていきましょう!

なかなか伸びていないBYDの販売実績

bydのイラスト画像

BYDが日本市場に本格参入したのは2023年1月!

まず「ATTO 3」、次いで「ドルフィン」、さらに「シール」という3車種を次々と投入し、ラインナップを充実させました。

ところが……ふたを開けてみると、、、

2023年の年間販売台数は わずか1,446台

さらに2024年6月までの累計販売台数も 約2,277台 にとどまり、

日本市場ではまだまだ存在感が薄い状況です。

日本市場全体でのEVの普及率が 1%台 という低さも一因ですが、それだけではありません。

国産メーカーのハイブリッド車が強すぎることもあり、「BYD、ちょっと厳しいかも……」という空気が漂っています。

ブランド認知度向上のための努力!でも課題は山積み

bydのイラスト画像

「BYDって何?」そんな声を払拭するため、BYDは本気でブランド認知を高めようと頑張っています!

その一つが、あの長澤まさみさんを起用したテレビCM

さらに、2023年末までに全国で 51の販売拠点 を展開!

ディーラー網の整備を急ピッチで進めています。これは「BYDってどこで買えるの?」という疑問に答える第一歩です。

でも……認知度が上がっても、それが販売台数に結びつくかは別問題。

日本の消費者は、トヨタや日産といった国内メーカーに強い信頼を寄せているのが現実。

「BYD、どんな車かよく分からないしなぁ」と考える人がまだ多いんですよね。ここをどう攻略するかがBYDの大きな課題です!

bydが日本で売れていない8つの理由!

世界ではEV市場をけん引する大手メーカーですが、日本市場では「絶賛苦戦中」という言葉がピッタリの状況なんです。

その理由は、日本ならではの市場特性やBYDが直面している課題がいくつもあるから!

ここからは、BYDが日本で「売れない」と言われる理由を8つに分けて詳しく解説していきます。

信頼性への懸念:大丈夫なの?という消費者の不安

bydのイラスト画像

日本の消費者って、車を買うときにまず「信頼できるかどうか」を重視しますよね。

ここで問題になるのが、「中国製品」というイメージ。

BYDは中国では圧倒的な実績を持っていますが、日本では「中国製って大丈夫なの?」という声が根強いのも事実です。

特に、初めてのメーカーに対しては慎重になりがちな日本の消費者にとって、BYDはまだ信頼を築ききれていない状態なんです。

加えて、販売店の少なさやアフターケア体制が十分でないことも、不安を増幅させています。

「もし故障したらどうするの?」

「修理ってどこでできるの?」


という疑問が、購買を妨げる大きな壁になっているんです。

「BYDって実はすごいんだ!」と思ってもらえるようなキャンペーンや、アフターサービスの充実が今後の課題と言えるでしょうね、、、

ブランド認知度の低さ

bydのイラスト画像

「BYDってなに?」と思う方、正直まだまだ多いですよね。

BYDは世界的には有名なEVメーカーですが、日本ではまだまだ新参者です。

中国ではトップクラスのブランド力を誇るBYDも、日本では「どんなメーカー?」というところからスタートしているんです。

トヨタや日産のように「親しみ」や「安心感」を感じる消費者は少なく、「中国製だからどうなの?」と不安に思う人もいるのが現実。

テレビCM「ありかも、BYD!」で認知度を上げようとしていますが、「名前は聞いたけど、実際どうなの?」という壁を越えるにはまだ時間がかかりそうです。

国内メーカーの圧倒的な信頼感

bydのイラスト画像

やっぱり日本人は「国産車が一番!」と思う人が多いですよね!

トヨタ、日産、ホンダなど、日本メーカーは品質も信頼性も抜群で、長年の実績があります。

だから、初めて聞くような外国メーカーに対しては、

「大丈夫かな……?」

と思うのも無理はありません。

EVに関しても、トヨタのハイブリッド技術や日産のリーフなど、国内メーカーが既にしっかりと市場を押さえています。

この「国産車信仰」がBYDにとって大きな壁になっているのは間違いありません。

日本市場でのEV普及率がそもそもない

bydのイラスト画像

そもそも日本市場全体でのEV普及率はまだまだ低い!

2023年時点で新車販売に占めるEVの割合は 1.7%

これ、ヨーロッパや中国と比べるとかなり遅れている数字です。

さらに、充電インフラの整備が進んでいないことや、消費者がガソリン車やハイブリッド車を好むことも、BYDにとっては大きな壁。

「なんでガソリン車を捨ててEVに乗り換えないといけないの?」という考えの人も多いんですよね。

BYDが日本で成功するためには、こうした市場の特性を理解した上で、価格やサービス、そして消費者が「これなら買いたい!」と思える工夫が必要になりそうです。

価格設定が高い!消費者の反応が悪い

bydのイラスト画像

2024年6月に発売された中型セダン「シール」。このモデルは、デザインも性能も「BYDの本気」を感じさせる一台です!

ただ、価格が 5.28百万円~ と、日本の主流である300万円台のコンパクトカーやハイブリッド車に比べると、かなり高額。これが購入のハードルになっていることは否めません。

さらに、2023年に政府のEV補助金が削減されたことも影響大!

補助金がないと、「ちょっと高すぎるんじゃない?」と思う消費者が増えてしまうのも当然ですよね。

「いい車だとは思うけど、この価格では手が出ない」という声が多いのも事実です。

販売ネットワークとアフターケアの未整備

bydのイラスト画像

「BYDのディーラーってどこにあるの?」と思ったことありませんか?

実際、2023年末時点で日本国内の販売拠点は 51か所。主要都市にはありますが、地方ではまだまだ見かけることは少ないんです。

さらに、購入後のアフターケア体制も十分とは言えません。

「壊れたらどうするの?」「修理はどこでやるの?」といった消費者の不安を解消できる体制がまだ整っていないため、購入に踏み切れない人が多いのが現実です。

充電インフラの未整備

bydのイラスト画像

EVを使うには充電インフラが欠かせませんよね

日本ではまだまだ充電ステーションの数が足りないんです!都市部では比較的整備が進んでいるものの、地方に行くと「充電できる場所がない……」ということもザラ。

「充電で困るのは嫌だな」と考える人にとっては、EVを選びにくい環境。

これでは、EV専業メーカーのBYDが苦戦するのも仕方がありません。

消費者ニーズとのミスマッチ

bydのイラスト画像

日本の消費者が好む車といえば、「コンパクトで、燃費が良くて、価格が手ごろな車」

一方、BYDの車は性能やデザインでは優れているものの、サイズや価格がこうしたニーズに合っているとは言い難いんです。

例えば

「ATTO 3」や「シール」は性能面で評価が高いですが、日本市場で主流のコンパクトカーや軽自動車とは大きく異なるため、「なんか大きすぎる」「高すぎる」と感じる人が多いんです。

この「ニーズのズレ」がBYDの販売台数に影響しているのは明らかですね。

bydが日本撤退を余儀なくされた4つの原因

「世界ではあんなに売れてるのに、なんで日本だとダメなの?」と思う方も多いですよね。

実は、その背景には単に「売れない」だけじゃなく、日本市場特有の事情や、BYD自身の戦略的な課題があるんです!

ここでは、BYDが日本撤退を検討せざるを得ないと言われる4つの原因を解説します!

世界市場でのリソース優先して日本が後回しだから

bydのイラスト画像

BYDは中国をはじめ、ヨーロッパや東南アジア、南米といった急成長中の市場に注力しています!

特に中国では、BYDの市場シェアは驚異の 40%以上

さらにヨーロッパやインドなどではEVの需要が爆発的に伸びており、「今がチャンス!」という状態なんです。

一方で、日本はどうでしょうか?

2023年時点で、EVの普及率はわずか 1.7%

世界の主要市場の中でもかなり低い水準なんです。

「こんな状況で無理に頑張るより、伸びしろのある市場にリソースを回した方がよくない?」と考えるのは当然ですよね。

日本市場がBYDにとって後回しになってしまうのも納得です。

市場参入のタイミングの遅れ

bydのイラスト画像

BYDが日本市場に本格参入したのは2023年。「ちょっと遅くない?」と思いませんか?

テスラや日産のリーフが既に市場でしっかりとポジションを築いていた後に、BYDが後発組として登場したわけです。

これ、消費者目線で考えると、「今さら出てきても……」という印象になりがちですよね。

さらに、参入の遅れは販売網やサービス体制の整備にも影響を及ぼし、「BYDって、なんか準備不足じゃない?」と思われてしまう原因にもなっています。

これが日本市場でのBYDの苦戦に拍車をかけています。

日本市場特有の高コスト構造

bydのイラスト画像

日本でビジネスをするのって、めちゃくちゃコストがかかるんです!

例えば

ディーラーの設立、広告キャンペーン、アフターケアサービスの整備……

こうした全てが他の市場に比べて割高。

それに、日本の消費者ってかなり「目が肥えている」ので、品質やサービスの基準がめちゃくちゃ高いんです。

BYDが日本市場に多額の投資をしたとしても、その回収に時間がかかる。

しかも、日本市場全体のEV需要が低い中で、投資したコストが思うようにペイできないのは明らかですよね。

これでは「撤退した方が得策かも」と考えるのも無理はありません。

政策変更による補助金縮小のダメージ

bydのイラスト画像

EV普及を後押しする日本政府の補助金、これが2023年に変更され、BYDにはかなりの逆風になりました!

特に輸入車への補助金が削減されたことで、BYDの車は「高い!」と感じる消費者が増加。

日本の消費者って、補助金の恩恵をかなり意識して車を選ぶ傾向があるんです。

この政策変更が、BYDにとって大きな痛手になっているのは間違いありません。

bydって今度日本の脅威になるのか?

BYDが日本市場に参入してきたけど、これってトヨタや他の日本メーカーにとって脅威になるのでしょうか?

結論から言うと、現時点ではそれほど心配する必要はなさそうだと個人的には考えてます。

トヨタをはじめとする日本メーカーは、独自の強みを活かした戦略をしっかりと展開しているんです。

それに加えて、日本市場の特殊性も、BYDにとって大きな壁になっています。それでは、詳しく見ていきましょう!

トヨタの電動化戦略がすごすぎるから

bydのイラスト画像

まず注目すべきは、トヨタの多様な電動化戦略です!

トヨタはただのEVメーカーじゃありません。

ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、バッテリーEV(BEV)、さらには水素燃料電池車(FCEV)まで、幅広いです!

トヨタのハイブリッド車は既に世界中で高い評価を得ていて、「低燃費で使いやすい」と日本の消費者にも絶大な人気を誇っています!

そしてめっちゃすごいのが、次世代BEVでは、2026年に航続距離 1,000km を目指したモデルを投入予定!

さらに、充電時間はわずか 20分以下 になるとも言われているんです。

これってすごいですよね!

それだけじゃありません!

トヨタは全固体電池の開発にも力を入れていて、「性能もコストも両立する未来のEV」が現実のものになりそうなんです!

BYDが脅威となる前に、トヨタは着実に先を行く準備を進めています(さすがすぎる)

日本市場の特殊性がBYDの壁になっている

bydのイラスト画像

日本市場って、他の国とは少し違いますよね。

繰り返しになりますが、消費者は「品質の高さ」「アフターサービスの充実」をとても重視します。

そして、トヨタや日産といった国内メーカーは、この点で長年にわたって信頼を築いてきました。

これ、BYDがすぐに超えられる壁じゃありません

BYDのラインナップは中型車やSUVが中心で、日本市場のニーズにぴったりとは言えませんよね。「大きすぎる」「ちょっと高い」と感じる人が多いのも、この市場ではハンデになってしまうんです。

こうした状況を考えると、BYDがすぐにトヨタや日産を脅かすような存在になる可能性は低そうです。

むしろ、日本市場で成功するには、もっと地域に特化した戦略や、消費者のニーズに寄り添ったラインナップが必要でしょう。

でも、それって決して「BYDはダメ」というわけじゃありません。

BYDは世界市場での技術力や成長力がものすごいんです!その成功が日本メーカーにとって良い刺激となり、さらに技術革新が加速するかもしれませんね!

それでは今回はこの辺で!

コメント

コメントする

目次
閉じる