WRX S4はスバルのスポーツセダンとして人気の高いモデルですが、
この記事では、
✅ WRX S4のよくある故障や修理費用
✅ 中古購入時に絶対チェックすべきポイント
✅ 維持費やおすすめの購入ルート
など、購入前に知っておくべき情報を分かりやすくまとめました!


WRX S4の中古を買う際の注意点!

WRX S4はスバルの人気スポーツセダンですが、中古車を購入する際にはいくつかの注意点があります!
特に「CVTの耐久性」「ターボエンジンの状態」「足回りの消耗」などは、必ずチェックしておきたいポイント です。


どの年式・グレードを選ぶべき?狙い目モデルはこれ!
WRX S4の年式ごとの特徴
年式 | 主な特徴 | 注意点 |
---|---|---|
A型(2014~2015年) | 初期モデル、ターボの制御が独特 | CVTの初期不具合が報告されている |
B型(2016年) | 内装や足回りの改良 | まだ初期モデルの影響が残る |
C型(2017年) | CVTの制御改善、アイサイトVer.3搭載 | 比較的安定したモデル |
D型(2018年) | ターボのレスポンス向上、剛性UP | 価格が高め |
E型(2019~2020年) | 最終モデル、完成度が高い | 価格が高騰しがち |
狙い目は「C型」以降! A型・B型はCVTのトラブルが報告されていることがあり、できればC型(2017年)以降を選ぶのが無難 です。
走行距離はどこまでOK?10万km超えはリスク高め!
3万km以下 → 価格は高いが、新車に近い状態(相場:270万~350万円)
5万km~8万km → お買い得ゾーン、適度なメンテがされていれば安心(相場:230万~280万円)
10万km以上 → 大幅値引きも多いが、CVTやターボに要注意!(相場:180万~230万円)
WRX S4のCVTは10万kmを超えるとオイル交換や内部部品の摩耗による不具合が出やすいため、走行距離よりも「整備履歴」が重要 です!
CVTの不具合に注意!異音や変速ショックが出ていないか?
WRX S4はスポーツカーにしては珍しいCVT(リニアトロニック)を採用 しています。
✅CVTの不具合チェックリスト
①変速時に「ゴロゴロ」「キュルキュル」といった異音がしないか?
②アクセルを踏んだときのレスポンスが鈍くないか?(変速ラグ)
③CVTオイルが適切なタイミングで交換されているか?(未交換はリスク大)
④試乗時、アクセルを急に踏んだときの挙動を確認!(違和感があれば要注意)
修理費用目安
- CVTオーバーホール:20万~30万円
- CVT交換(リビルト品):40万~50万円
特に走行距離10万km超えの個体は、CVTの状態を必ずチェック!
ターボエンジンの状態は?オイル管理がカギ!
WRX S4の心臓部ともいえるのが、2.0L直噴ターボエンジン(FA20DIT)。
よくある故障事例とチェックポイント
①オイル漏れ・にじみ(特に10万km超え)
→ エンジン下部やターボ付近にオイルのにじみがないか要確認!
②ターボのブースト圧低下
→ アクセルを踏んだときの加速が鈍い、パワーが出ない 場合、ターボのブースト圧が正常にかかっていない可能性アリ!
③カーボン蓄積によるエンジン不調(直噴エンジン特有の問題)
→ カーボン洗浄をしていないと、燃費悪化やパワーダウンの原因に!
修理費用の目安
・オイル漏れ修理:5万~10万円
・ターボ交換(リビルト品):20万~30万円
・ エンジン内部洗浄(カーボン除去):3万~5万円
アイサイトの誤作動に注意!センサーズレが命取りに
WRX S4にはスバルの誇る「アイサイトVer.3」が搭載されていますが、
アイサイトの故障リスク&チェックポイント
フロントガラス交換後のセンサーずれ
→ アイサイトのカメラはフロントガラスに取り付けられているため、ガラス交換をすると誤作動しやすい!
ACC(アダプティブクルーズコントロール)の誤作動
→ 前の車との距離を正しく検知できない場合は故障の可能性アリ!
カメラレンズの汚れやズレ
→ フロントガラスにヒビがあると、カメラが正しく作動しない可能性大!
修理費用の目安
・フロントガラス交換+アイサイト再調整:10万~15万円
・ACCセンサー調整:3万~5万円
足回りの異音チェック!乗り心地が悪い個体は避ける
足回りのチェックポイント
✅ 「ギシギシ」「コトコト」といった異音がないか?
✅ ショックアブソーバーのオイル漏れはないか?
✅ タイヤの片減り(アライメントズレ)がないか?
修理費用の目安
・ショックアブソーバー交換(純正):15万~20万円
・ アームブッシュ交換:5万~8万円
・アライメント調整:1万5,000円~3万円
修復歴ありの車両は避けるべき?見極めのコツ
WRX S4の中古市場では、修復歴あり(事故車)の個体が100万円台から売られていることもあります。
単なる「バンパー交換」レベルなら問題ない場合もありますが、フレーム修正やエンジン周りにダメージがある車両は避けるべきです!
修復歴ありのリスクは?購入後に後悔するパターン
①フレーム修正済み → 直進安定性が悪い!
→フロントやリアの衝突でフレーム(骨格部分)が歪んでいる場合、修正しても完全には元の剛性には戻らず、直進安定性が悪くなりやすい。
②サスペンションにダメージ → 走りが悪化!
→ 側面や足回りの事故でサスペンションが歪むと、アライメントがズレてタイヤの片減りや異音が発生しやすくなる。
③エンジン周りのダメージ → 修理費用が高額に!
→購入後すぐに「エンジン異音」「冷却水漏れ」などのトラブルに発展する可能性も……!
WRX S4の中古は本当に壊れやすいのか調査!

本当にWRX S4は壊れやすいのか?


WRX S4の故障率データ|他車との比較で信頼性をチェック!
WRX S4の故障率を客観的に見るために、
J.D. Powerは100台あたりの故障件数(PP100) をもとに車の信頼性を評価しています。(数値が低いほど故障が少ない)
車種 | 故障件数(PP100) | 備考 |
---|---|---|
WRX S4(スバル) | 185件 | セダンの中では平均的 |
カムリ(トヨタ) | 135件 | 高い信頼性 |
アコード(ホンダ) | 150件 | 比較的信頼性が高い |
BMW 3シリーズ | 210件 | 輸入車としては平均的 |
メルセデス Cクラス | 220件 | やや故障が多い |
調査結果
👉 WRX S4の故障率は、トヨタやホンダのセダンよりは高めだが、輸入車と比べると優秀!
👉 ただし、「スポーツセダン」という特性上、メンテナンスを怠るとトラブルが発生しやすい ので注意が必要!
J.D. Power 2023 U.S. Vehicle Dependability Study
引用元:J.D. Power
WRX S4のリコール・故障事例を調査!
WRX S4のリコール情報を調査したところ、過去にいくつかの重要なリコールが発生 しています。
WRX S4の主なリコール情報(2014年~2023年)
リコール内容 | 年式 | 件数 | 影響範囲 |
---|---|---|---|
CVT制御プログラム不具合 | 2014~2016年 | 2,500台以上 | 変速ショック、異音 |
エンジンECUの制御ミス | 2015~2018年 | 4,000台以上 | エンジン停止の可能性 |
アイサイト誤作動(フロントガラス交換影響) | 2016~2020年 | 3,500台以上 | ACC作動不良、衝突回避性能低下 |
特にCVT関連のリコールが多いため、中古車を購入する際は「リコール対策済みかどうか」を必ず確認しましょう!
国土交通省 自動車リコール検索
引用元:国土交通省
故障に関するWRX S4オーナーの口コミ・レビュー
実際のWRX S4オーナーの口コミを調査し、「壊れやすい」と感じるポイントピックアップしました。
7万km走ったが、エンジン・CVTともに問題なし!定期メンテすれば長く乗れる(2018年式 WRX S4オーナー)
スバルの認定中古車で購入して2年目、今のところ大きな故障はなし(2019年式 WRX S4オーナー)
6万kmあたりからCVTに変速ショックが出て修理に30万円かかった(2015年式 WRX S4オーナー)
ターボのブースト圧が安定せず、修理に20万円以上かかった(2016年式 WRX S4オーナー)
結論、WRX S4は「特別壊れやすい車」ではないが、一般的なセダン(カムリやアコードなど)と比べると、やや故障リスクが高めのスポーツセダン であると言えます!これは「壊れやすい=ダメな車」という意味ではなく、スポーツモデル特有の負担が大きいため、適切なメンテナンスが必要になる、ということです!
WRX S4を中古で買うならどこがいい?信頼できる購入ルート!

中古車を買うとき、購入する場所によって価格や保証の有無、車両の品質が大きく変わるため、
どこで買うかがとても重要です!
スバル認定中古車(SUBARU 認定U-Car)|価格は高めだが安心感は最強!
「多少高くても、絶対に安心できる個体が欲しい!」 という人におすすめなのが、
スバル認定中古車の特徴
✅ メーカー保証付き(1年間、走行距離無制限)
✅ CVTやアイサイトなどの重要部品をチェック済み!
✅ リコール対応や整備履歴が明確
✅ アイサイト搭載車は、専用テストで動作確認済み
デメリット
❌価格が高め(市場相場より10万~30万円ほど高いことも)
❌ 在庫が少なく、人気の年式・グレードはすぐに売れる
価格相場(スバル認定中古車)
- 2017年式 C型・走行5万km以下 → 250万~280万円
- 2019年式 E型・走行3万km以下 → 300万~350万円
- 2020年式 E型・走行2万km以下 → 350万~400万円
「価格よりも品質重視派」には最適な購入ルート!
公式サイト
引用元: https://ucar.subaru.jp/
スバル専門店・スポーツカー専門店|狙い目の個体が見つかる
「ディーラーより安く、品質の良いWRX S4を探したい!」という人におすすめなのが、
専門店の特徴
✅ ディーラーより安い(10万~50万円安く買えることも!)
✅ スポーツカーに詳しい整備士がメンテナンスしていることが多い
✅ 社外パーツのカスタム車両が見つかることも!
デメリット
❌ 保証がない or 短い(6か月保証が一般的)
❌ 在庫が流動的で、人気車両はすぐに売れる
❌ 販売店によって品質のバラつきがあるため、信頼できる店を選ぶ必要あり!
価格相場(専門店)
- 2017年式 C型・走行5万km以下 → 230万~260万円
- 2019年式 E型・走行3万km以下 → 280万~320万円
- 2020年式 E型・走行2万km以下 → 320万~380万円
「コスパ重視だけど、しっかり整備された車両を買いたい人」におすすめ!
参考サイト
引用元:https://www.carsensor.net/
一般の中古車販売店(カーセンサー・グーネット)|安さ重視ならアリ!
「とにかく安く買いたい!」という人は、
一般中古車販売店の特徴
✅ 相場より安く買える(特に10万km超えの個体は激安!)
✅ 全国各地の在庫を比較できるので選択肢が多い
✅ 値引き交渉しやすい店舗もある!
デメリット
❌ 保証がほとんどない or 別料金での加入が必要
❌ 整備履歴が不明な個体が多い(事故歴・修復歴に注意)
❌ 試乗できない店舗もあるため、状態チェックが難しい
価格相場(一般中古車販売店)
- 2017年式 C型・走行5万km以下 → 210万~250万円
- 2019年式 E型・走行3万km以下 → 260万~300万円
- 2020年式 E型・走行2万km以下 → 300万~350万円
「安く買いたいけど、リスクがあることを理解した上で選びたい人」におすすめ!
公式サイト
引用元:https://www.goo-net.com/
個人売買(メルカリ・ヤフオク・知人)|最安だがハイリスク
「できるだけ安く買いたい!」という人は、
個人売買の特徴
✅ 中間マージンがないので、最安で買える!
✅ 車両の状態が良ければ掘り出し物がある
デメリット
❌ 保証が一切なし!
❌ 整備履歴が不明なことが多い(メンテされていない個体の可能性も)
❌ 購入後のトラブル(エンジン・CVT故障など)が自己責任!
「メルカリなんてあり得ない!」っていう方もいると思うんですが、過去に車仲間が日産ジュークを40万とうい破格で買って今だに故障なしというケースもあったので一応参考までに紹介させていただきました!
✅安心重視なら → 「スバル認定中古車」
✅ コスパ重視なら → 「スバル専門店」
✅ とにかく安く買うなら → 「一般中古車販売店」
✅ 上級者向け&ハイリスク → 「個人売買」
WRX S4の維持費・修理費は高い?年間コストの目安

最後にWRX S4を1年間維持するのにかかる費用を細かく分析 し、
「どんなコストがかかるのか」「安く抑える方法はあるのか?」
を解説していきます!

WRX S4の年間維持費の目安(総額)
まずは、WRX S4を1年間維持するのにかかる総コストの目安 をまとめました!
費用項目 | 年間費用(目安) | 備考 |
---|---|---|
自動車税 | 39,500円 | 2.0Lエンジン(排気量による) |
車検費用 | 80,000円~120,000円 | 2年ごとに発生(法定費用+整備費) |
自動車保険(任意) | 80,000円~150,000円 | 年齢や補償内容による |
ガソリン代 | 150,000円~250,000円 | 平均燃費9~12km/L、年間走行1万km前後 |
オイル交換 | 15,000円~30,000円 | 5,000kmごとに交換(純正推奨) |
タイヤ交換(4本) | 60,000円~120,000円 | 3~4年ごとに交換(ハイグリップタイヤは高額) |
CVTオイル交換 | 15,000円~30,000円 | 5万kmごと推奨(交換しないと故障リスク増) |
その他メンテナンス費 | 50,000円~100,000円 | ブレーキパッド交換、バッテリー交換など |
普通のセダンより維持費は高めだが、メンテナンス次第で抑えられる!
WRX S4の維持費が高くなるポイント&節約術
①燃費が悪め → 高速走行を活用して燃費UP!
- カタログ燃費:13.2km/L(実燃費は9~12km/L)
- 街乗り中心だと燃費が悪化(8~9km/L)、高速だと12km/L以上も可能!
対策
✅ エンジンオイルを定期交換し、燃費向上を狙う(オイルが劣化すると燃費が悪化)
✅ タイヤの空気圧を適正値に保つ(燃費改善&タイヤ寿命UP)
✅ 高速道路を活用し、一定速度での巡航を意識する
②修理費用が高額 → 予防メンテで出費を抑える!
WRX S4の高額修理になりやすいパーツTOP3
故障箇所 | 修理費用(目安) | 対策 |
---|---|---|
CVT交換(リビルト) | 40万~50万円 | 5万kmごとのCVTオイル交換を徹底! |
ターボ交換(リビルト) | 20万~30万円 | 5,000kmごとにオイル交換を実施! |
アイサイト誤作動修理 | 10万~20万円 | フロントガラス交換歴のある車は避ける! |
対策
✅ 購入時に「CVTの変速ショックがないか?」試乗で確認!
✅ ターボ車のため、オイル管理を徹底する!
✅ アイサイトの誤作動を防ぐため、フロントガラスにヒビがないか確認!
大きな修理が必要になる前に、予防メンテを心がければ修理費は最小限に!
③タイヤ交換&足回り消耗 → 長持ちさせる工夫を!
- WRX S4はスポーツ走行を楽しめる反面、タイヤやブレーキの消耗が激しい
- 純正タイヤ(18インチ)は4本交換で約8万~12万円!
対策
✅ 街乗りメインなら「エコタイヤ」に交換し、耐久性UP!
✅ タイヤローテーション(5,000kmごと)を実施し、寿命を延ばす!
✅ ブレーキパッドは社外品(耐久性の高いもの)を選ぶと長持ち!
無駄な出費を減らせば、年間維持費を10万~20万円ほど節約可能!
ここまで、WRX S4の故障リスク・中古購入の注意点・維持費 について詳しく解説してきました。
確かに、WRX S4は普通のセダンよりも維持費が高めで、特にCVTやターボ、アイサイトのトラブルには注意が必要 です。
しかし、適切なメンテナンスをすれば、10万km以上でも快適に乗れる耐久性を持っている車 でもあります!
「スポーツセダンに乗る楽しさ」と「多少の維持費がかかること」を天秤にかけたとき、WRX S4の走りの魅力は、それ以上の価値がある と言えます!
これからWRX S4の中古購入を検討する方は、ぜひ今回のチェックポイントを参考に、納得のいく1台を見つけてください!
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