Hondaは2026年7月9日にフィットのマイナーモデルチェンジを発表し、7月10日に発売しました。
今回の変更では、従来の「BASIC」が「X」、「HOME」が「Z」へ名称変更。RSとCROSSTARはe:HEV専用となり、全4タイプにラインナップが整理されています。
先に結論をまとめると、おすすめは次のとおりです。
- 装備と価格のバランスを重視するなら「Z」
- 燃費や静粛性も重視するなら「e:HEV Z」
- 購入価格を抑えるなら「X」
- スポーティーな内外装を求めるなら「RS」
- SUV風のデザインや4WDを重視するなら「CROSSTAR」
総合的には、普段使いから家族でのドライブまで対応しやすい「e:HEV Z」が本命です。
一方、年間走行距離が短く、車両価格を抑えたい場合はガソリンの「Z」も有力な選択肢になります。
新車の購入予算は、今の車の売却額でも変わります
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電話なしで車査定できる仕組みを見る新型フィット2026の変更点
2026年モデルの主な変更点は次のとおりです。
| 変更項目 | 2026年モデルの内容 |
|---|---|
| グレード構成 | X・Z・RS・CROSSTARの4タイプ |
| 名称変更 | BASICからX、HOMEからZへ変更 |
| RS・CROSSTAR | e:HEV専用タイプに変更 |
| Zの外観 | RSに近いスポーティーなデザインを採用 |
| RS | 専用内外装と快適装備を充実 |
| CROSSTAR | 快適装備を追加 |
| 塗装 | クリア塗装を変更し、艶感を向上 |
| パワートレイン | 1.5Lガソリンと1.5L e:HEVを継続 |
今回の変更はフルモデルチェンジではありません。
現行の4代目フィットをベースに、グレード構成やデザイン、装備を見直したマイナーモデルチェンジです。
グレード構成はX・Z・RS・CROSSTARの4種類
2026年モデルでは、従来のBASICとHOMEに代わり、XとZが設定されました。
| グレード | 特徴 |
|---|---|
| X | 価格を抑えた基本グレード |
| Z | 装備と価格のバランスに優れる中心グレード |
| RS | スポーティーな内外装を採用したe:HEV専用車 |
| CROSSTAR | SUV風のデザインを採用したe:HEV専用車 |
従来設定されていたLUXEとHOME BLACK STYLEは、通常のラインナップから外れています。
XとZにはガソリン車とe:HEVが用意され、RSとCROSSTARはe:HEVのみです。
新型フィット2026の価格一覧
2026年モデルのメーカー希望小売価格は次のとおりです。
ガソリン車
| グレード | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
| X | FF | 1,806,200円 |
| X | 4WD | 2,026,200円 |
| Z | FF | 2,145,000円 |
| Z | 4WD | 2,365,000円 |
e:HEV
| グレード | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
| e:HEV X | FF | 2,238,500円 |
| e:HEV X | 4WD | 2,458,500円 |
| e:HEV Z | FF | 2,499,200円 |
| e:HEV Z | 4WD | 2,719,200円 |
| e:HEV RS | FF | 2,899,600円 |
| e:HEV CROSSTAR | FF | 2,735,700円 |
| e:HEV CROSSTAR | 4WD | 2,955,700円 |
※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です。登録諸費用やオプション費用などは含まれていません。
200万円を切るXから、300万円に近いCROSSTARの4WDまで、選ぶグレードによって価格差は大きくなります。
旧モデルからどのくらい値上がりした?
旧モデルとの主な価格差は次のとおりです。
| 旧モデル | 旧価格 | 2026年モデル | 新価格 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| ガソリン BASIC FF | 1,776,500円 | X FF | 1,806,200円 | +29,700円 |
| ガソリン HOME FF | 2,050,400円 | Z FF | 2,145,000円 | +94,600円 |
| e:HEV BASIC FF | 2,208,800円 | e:HEV X FF | 2,238,500円 | +29,700円 |
| e:HEV HOME FF | 2,404,600円 | e:HEV Z FF | 2,499,200円 | +94,600円 |
| e:HEV RS FF | 2,616,900円 | e:HEV RS FF | 2,899,600円 | +282,700円 |
| e:HEV CROSSTAR FF | 2,710,400円 | e:HEV CROSSTAR FF | 2,735,700円 | +25,300円 |
XとCROSSTARの値上がり幅は比較的小さい一方、RSは約28万円値上がりしています。
RSは装備が充実したため単純な価格比較はできませんが、コストパフォーマンスだけで選ぶグレードではなくなりました。
Zは外観と装備のバランスがよい
Zは、従来のHOMEに相当する主力グレードです。
2026年モデルではRSに近いスポーティーなフロント・リアデザインが採用され、標準グレードながら引き締まった印象になりました。
Honda CONNECTも標準装備されます。Xではメーカーオプション設定となるため、購入後の使いやすさや装備内容を考えると、Zのほうが選びやすいでしょう。
ガソリンZのFFは2,145,000円、e:HEV ZのFFは2,499,200円です。両車の価格差は354,200円となります。
RSは専用内外装と快適装備が魅力
RSは、走りと内外装のスポーティーさを重視したe:HEV専用グレードです。
主な特徴は次のとおりです。
- ブラックやピアノブラックを使った専用エクステリア
- 16インチアルミホイール
- レッドステッチを使った専用インテリア
- スエード調素材を組み合わせたシート
- スポーツペダル
- ETC2.0車載器
- ワイヤレス充電器
- ステアリングヒーター
- シートヒーター
価格は2,899,600円で、e:HEV Zより400,400円高くなります。
実用性や燃費だけで判断するとZのほうが割安ですが、RSには専用装備と所有感があります。
RSを検討している方は「フィットRSは買いか?後悔する人の共通点を解説」もあわせてご覧ください。
CROSSTARはSUV風デザインと4WDが特徴
CROSSTARは、専用バンパーなどを採用したクロスオーバー風のグレードです。
2026年モデルではe:HEV専用となり、ステアリングヒーターやシートヒーター、UV・IRカット機能付きガラスなど、快適装備も充実しました。
RSには4WDの設定がありませんが、CROSSTARでは4WDを選択できます。
降雪地域で使用する方や、アウトドアに似合うデザインを求める方にはCROSSTARが向いています。
ガソリン車とe:HEVの燃費を比較
主なFF車のWLTCモード燃費は次のとおりです。
| グレード | WLTCモード燃費 |
|---|---|
| ガソリン X | 18.3km/L |
| ガソリン Z | 18.1km/L |
| e:HEV X | 29.1km/L |
| e:HEV Z | 28.4km/L |
| e:HEV RS | 27.6km/L |
| e:HEV CROSSTAR | 27.0km/L |
e:HEVは燃費だけでなく、発進時の滑らかさや市街地での静粛性も魅力です。
ただし、走行距離が短い場合、燃料代の差だけでガソリン車との車両価格差を回収するには時間がかかります。
年間走行距離だけでなく、静粛性や走行感覚も含めて選ぶことが大切です。
※燃費は試験条件による数値であり、実際の燃費は道路状況、気温、エアコンの使用状況や運転方法などによって変わります。
ガソリンZとe:HEV Zはどちらを選ぶ?
ガソリンZとe:HEV Zで迷う場合は、次の基準で考えると選びやすくなります。
ガソリンZが向いている人
- 購入価格を抑えたい
- 年間走行距離が短い
- 近距離の買い物が中心
- ハイブリッドの静粛性を最優先しない
- シンプルな構成を好む
e:HEV Zが向いている人
- 年間走行距離が多い
- 長く乗る予定がある
- 市街地と長距離の両方で使う
- 発進時の滑らかさや静粛性を重視する
- 家族を乗せる機会が多い
価格を優先するならガソリンZ、燃費や快適性を含めた総合力ならe:HEV Zがおすすめです。
ZとRSの違い
e:HEV ZとRSの主な違いをまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | e:HEV Z | e:HEV RS |
|---|---|---|
| 価格 | 2,499,200円 | 2,899,600円 |
| 価格差 | ― | Zより400,400円高い |
| 外観 | RS風のデザイン | 専用ブラック加飾 |
| ホイール | フルホイールキャップ | 16インチアルミ |
| シート | 標準シート | スエード調素材を含む専用シート |
| 内装 | 落ち着いた内装 | レッドステッチなどの専用内装 |
| 快適装備 | 日常使用に必要な装備 | ヒーター類などを充実 |
| 4WD | 選択可能 | 設定なし |
Zでもスポーティーな外観を楽しめるため、見た目だけを理由にRSを選ぶと価格差が気になる可能性があります。
専用シートやアルミホイール、快適装備まで含めてRSに魅力を感じるかどうかが判断のポイントです。
用途別のおすすめグレード
| 重視するポイント | おすすめグレード |
|---|---|
| 購入価格を抑えたい | X |
| 価格と装備のバランス | Z |
| 燃費・静粛性・快適性 | e:HEV Z |
| スポーティーな内外装 | e:HEV RS |
| SUV風デザイン | e:HEV CROSSTAR |
| 4WDとアウトドア感 | e:HEV CROSSTAR 4WD |
迷った場合は、まずZを基準に考えるのがおすすめです。
そのうえで、走行距離が多ければe:HEV Z、スポーティーさを求めるならRS、SUV風のデザインや4WDが必要ならCROSSTARを検討するとよいでしょう。
購入後に後悔しやすいポイント
新型フィットには魅力が多い一方、次の点は購入前に確認しておきたいところです。
価格が高く感じられる
e:HEV Zは約250万円、RSやCROSSTARは300万円に近い価格です。
オプションや諸費用を加えると、上位クラスの車種も比較対象に入ってきます。
車両価格だけでなく、必要なオプションを含めた支払総額で比較しましょう。
RSは割安なグレードではない
RSは専用装備が魅力ですが、e:HEV Zとの価格差は約40万円あります。
燃費や室内の広さが大きく変わるわけではないため、専用デザインや装備に価値を感じられる人向けです。
CROSSTARの価値はデザインの好みに左右される
CROSSTARはSUV風のスタイルが特徴ですが、大型SUVのような車高や悪路走破性を備えた車ではありません。
フィットの実用性を保ちながら、アウトドアに似合う外観を選びたい人に向いています。
荷室の広さには限界がある
フィットはコンパクトカーとして後席や荷室を有効に使える車ですが、ミニバンやSUVほどの積載量はありません。
大人数での旅行や、大型のアウトドア用品を頻繁に積む場合は、実車で荷室を確認しておきましょう。
旧型フィットを選ぶのもあり?
価格を抑えたい場合は、マイナーチェンジ前の在庫車や未使用車、中古車も選択肢になります。
特に従来のHOMEは、日常使用に必要な装備を備えたバランスのよいグレードです。
一方、次の点を重視するなら2026年モデルが向いています。
- 新しいグレード構成から選びたい
- Zのスポーティーな外観が好み
- 装備が充実したRSを選びたい
- 長期間所有する予定がある
- 新車保証や最新年式を重視する
旧型との価格差だけでなく、必要な装備や保有期間も含めて判断しましょう。
ヤリスやノートと迷った場合は?
フィットの強みは、コンパクトなボディーに対して後席や荷室を使いやすく設計していることです。
ヤリスはコンパクトさや燃費、ノートはe-POWERによる走行感覚にそれぞれ特徴があります。
- 後席や荷室の使いやすさを重視するならフィット
- コンパクトさと燃費を重視するならヤリス
- モーター走行の感覚を重視するならノート
詳しい違いは「フィット・ヤリス・ノートどれがいい?生活スタイル別におすすめを徹底比較」で解説しています。
新型フィットが向いている人
新型フィットは、次のような方に向いています。
- コンパクトでも後席の広さを確保したい
- 買い物や送迎を中心に使いたい
- ヤリスより後席や荷室の使いやすさを重視する
- N-BOXより乗用車らしい走りを求める
- 大きなSUVやミニバンまでは必要ない
- e:HEVの燃費や滑らかさを重視する
反対に、次のような方はほかの車種も比較したほうがよいでしょう。
- とにかく安いコンパクトカーが欲しい
- 刺激の強いスポーツ走行を求める
- 3列シートが必要
- 大容量の荷室が必要
- SUVらしい車高や存在感を求める
新型フィット2026に関するよくある質問
2026年の変更はフルモデルチェンジですか?
フルモデルチェンジではなく、4代目フィットのマイナーモデルチェンジです。
グレード構成や名称、内外装、装備などが見直されています。
Zとはどのようなグレードですか?
従来のHOMEに相当する中心グレードです。
Xより装備が充実し、RSに近いスポーティーな外観を採用しています。
RSにガソリン車はありますか?
2026年モデルのRSはe:HEV専用です。ガソリン車の設定はありません。
一番おすすめのグレードはどれですか?
総合的にはe:HEV Zがおすすめです。
購入価格を抑えたい場合や年間走行距離が短い場合は、ガソリンZも有力です。
フィットは価格が高くなりましたか?
旧モデルより値上がりしています。
特にRSは装備の充実に伴って値上がり幅が大きいため、e:HEV Zとの価格差に見合うかを確認しましょう。
まとめ
2026年の新型フィットは、BASICとHOMEをXとZへ変更し、RSとCROSSTARをe:HEV専用としたマイナーモデルチェンジです。
グレード選びで迷った場合は、次のように考えると整理できます。
- 安さを優先するならX
- 価格と装備のバランスならZ
- 燃費と快適性まで重視するならe:HEV Z
- 専用内外装を求めるならRS
- SUV風デザインや4WDならCROSSTAR
多くの方にとって最も選びやすいのはe:HEV Zです。
ただし、年間走行距離が短ければガソリンZも十分に合理的です。カタログ上の価格や燃費だけでなく、試乗して静粛性や加速感の違いを確認してから選びましょう。
