日産では2026年、新型リーフ、新型キックス、新型エルグランドなど、主力車種のフルモデルチェンジが相次いでいます。
さらに2027年には、北米生産のムラーノと大型SUVのパトロールが日本市場へ導入される予定です。
一方で、次期スカイラインや次期GT-R、マーチ後継EVなど、開発や復活が期待されているものの、正式な発売時期が発表されていない車種もあります。
この記事では、2026~2027年の日産新型車について、
- すでに発売された新型車
- 発売時期が公式発表された車種
- 日本導入が正式に発表された車種
- 開発情報はあるが発売時期が未確定の車種
- 現時点では噂や予想段階の車種
に分けて整理します。

日産新型車予定2026~2027一覧
| 車種 | 発売時期 | 価格 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 新型リーフ B7 | 2026年1月より納車開始 | 518万8,700円~ | 78kWhバッテリー搭載EV |
| 新型リーフ B5 | 2026年発売 | 438万9,000円~ | 55kWhの普及価格モデル |
| 新型キックス | 2026年6月18日発売 | 299万9,700円~ | 第3世代e-POWER搭載SUV |
| 新型エルグランド | 2026年7月16日発売 | 689万7,000円~ | 第3世代e-POWER搭載ミニバン |
| リーフNISMO | 2026年7月22日発売 | 695万2,000円~ | 新型リーフの高性能モデル |
| キックス ROCK CREEK | 2026年8月20日発売 | 348万5,900円~ | アウトドア志向の特別仕様車 |
| フェアレディZ | 2026年8月27日発表 | 573万7,600円~ | マイナーチェンジ |
| ムラーノ | 2027年初頭予定 | 未発表 | 米国生産SUVを日本へ導入 |
| パトロール | 2027年度前半予定 | 未発表 | 日産最大級の本格SUV |
| 次世代ProPILOT搭載車 | 2027年度予定 | 未発表 | AI技術を活用した運転支援車 |
| 次期スカイライン | 未定 | 未発表 | 開発・復活が期待されるモデル |
| 次期GT-R | 未定 | 未発表 | 電動化を含めて開発が期待されるモデル |
※価格は消費税込みのメーカー希望小売価格。正式な発売日や仕様は変更される可能性があります。

2026年|第3世代の新型日産リーフを発売
2026年の日産新型車で最初に注目したいのが、第3世代となる新型リーフです。
従来のリーフは一般的なハッチバックでしたが、新型ではSUVに近いクロスオーバースタイルへ大きく変更されました。
日本仕様には、バッテリー容量の異なる「B7」と「B5」が設定されています。
| グレード | バッテリー容量 | 価格 |
|---|---|---|
| B5 S | 55kWh | 438万9,000円 |
| B5 X | 55kWh | 473万8,800円 |
| B5 G | 55kWh | 564万8,500円 |
| B7 X | 78kWh | 518万8,700円 |
| B7 G | 78kWh | 599万9,400円 |
B7は長距離移動まで考えた大容量バッテリーモデル、B5は日常利用を中心に価格を抑えたモデルという位置づけです。
B5でも一充電走行距離は最大521kmを実現しており、従来のEVにあった「航続距離が短い」という不安はかなり小さくなりました。
一方、最も安いB5 Sでも438万9,000円です。補助金を利用できる可能性はありますが、価格だけを見れば気軽に購入できる大衆車とはいいにくくなっています。
新型リーフは、低価格EVというよりも、航続距離、デザイン、先進装備を重視した上級電動クロスオーバーへ進化したと考えたほうがよいでしょう。
2026年6月|新型キックスをフルモデルチェンジ
日産は2026年6月18日、新型キックスを発売しました。
2代目となる日本仕様のキックスには、日産が新たに開発した第3世代e-POWERが採用されています。
価格は次のとおりです。
| グレード | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
| X シンプルパッケージ | 2WD | 299万9,700円 |
| X | 2WD | 325万9,300円 |
| X+ | 2WD | 354万9,700円 |
| G | 2WD | 389万8,400円 |
| X e-4ORCEなど | 4WD | 2WD車より高額 |
新型キックスは外観だけでなく、パワートレイン、車内の質感、静粛性、使い勝手まで大きく変更されています。
第3世代e-POWERでは、発電用エンジン、モーター、インバーター、減速機などを一体化した新開発ユニットを採用。従来型よりも燃費や静粛性を向上させています。
また、4WDモデルには電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が設定されました。
従来のキックスは、価格に対して内装や装備が物足りないという声もありました。しかし新型では商品力が大きく引き上げられ、トヨタ・ヤリスクロスやホンダ・ヴェゼルと正面から比較できるSUVになっています。
一方、上級グレードでは400万円に近づくため、「コンパクトSUVとしては高い」と感じる人もいるでしょう。
2026年7月|新型エルグランドをフルモデルチェンジ
2026年の日産で最も象徴的な新型車が、新型エルグランドです。
日産は2026年7月16日、約16年ぶりとなるエルグランドのフルモデルチェンジを実施しました。
価格はX e-4ORCEの689万7,000円から。AUTECHなどの上級モデルでは800万円を超えます。
新型エルグランドには、
- 第3世代e-POWER
- 電動駆動4輪制御技術e-4ORCE
- 最新の運転支援システム
- 高品質な内外装
- 上級モデルにふさわしい後席装備
などが採用されています。
長期間モデルチェンジされなかった従来型に対して、新型はパワートレインから車内装備まで全面的に刷新されました。
最大のライバルは、トヨタのアルファードとヴェルファイアです。
アルファードが高級感や後席での快適性を強く打ち出しているのに対し、新型エルグランドは第3世代e-POWERとe-4ORCEによる走行性能を大きな特徴としています。
ミニバンでも自分で運転する楽しさや安定感を重視したい人にとって、エルグランドは魅力的な選択肢になるでしょう。
ただし、価格は従来型より大幅に上がりました。かつてのエルグランドを知っている人ほど、700万円近いスタート価格に驥くかもしれません。

2026年7月|新型リーフNISMOを発売
日産は2026年7月22日、新型リーフをベースとした「リーフNISMO」を発売しました。
価格は695万2,000円からです。
リーフNISMOでは、通常モデルとは異なる内外装に加えて、空力性能、サスペンション、ステアリング、加減速制御などが専用に調整されています。
従来のNISMOはエンジン車のスポーツモデルという印象が強いブランドでしたが、新型リーフNISMOは電気自動車ならではの応答性を生かしたモデルです。
価格は700万円前後に達するため、単なるリーフのスポーティーグレードというより、日産の電動スポーツモデルに近い位置づけといえます。
2026年8月|キックス ROCK CREEKを発売
2026年8月20日には、新型キックスにアウトドア志向の「ROCK CREEK」が追加されました。
価格はX・2WDの348万5,900円からです。
ROCK CREEKでは、専用の内外装やアウトドアでの使用を意識した装備が採用されています。
新型キックスの都会的なデザインに、よりタフなイメージを加えたモデルです。
本格的なクロスカントリーSUVではありませんが、キャンプ、サーフィン、ウインタースポーツなどで使うコンパクトSUVを探している人には、通常モデルより魅力的に映るでしょう。
2026年8月|フェアレディZをマイナーチェンジ
日産は2026年8月27日、フェアレディZとフェアレディZ NISMOのマイナーチェンジモデルを発表しました。
価格は次のとおりです。
| グレード | 価格 |
|---|---|
| フェアレディZ | 573万7,600円 |
| Version S | 658万6,800円 |
| Version ST | 699万9,300円 |
| NISMO | 975万2,600円 |
今回の変更では、歴代フェアレディZのデザイン要素を継承しながら、空力性能や走行性能をさらに向上させています。
NISMOは1,000万円に近い価格となり、気軽に購入できるスポーツカーではなくなりました。
それでも、大排気量エンジンと後輪駆動を組み合わせた国産スポーツカーが減っている現在、フェアレディZの存在自体に大きな価値があります。
次期型の噂ではなく、現行型を継続的に改良して販売するという日産の姿勢も重要なポイントです。
2027年初頭|ムラーノを日本へ導入
日産は、米国で生産するムラーノを日本市場へ導入し、2027年初頭から販売すると正式に発表しています。
ムラーノは、かつて日本でも販売されていた上級クロスオーバーSUVです。
今回日本へ導入されるモデルは、米国テネシー州にある北米日産のスマーナ工場で生産されます。
日本仕様の価格や詳しいグレード構成は、現時点では発表されていません。
日産にはエクストレイルがありますが、ムラーノはそれよりも上級かつ都会的なSUVとして導入される可能性があります。
想定される競合車は、
- トヨタ ハリアー
- レクサスNX
- マツダCX-60
- ホンダCR-V
- 輸入プレミアムSUV
などです。
北米生産車を日本へ導入する動きは、トヨタがタンドラやハイランダーを国内販売した流れとも重なります。
ただし、北米向けボディサイズが日本の道路や駐車場でどこまで扱いやすいかは、購入前に確認したいポイントです。

2027年度前半|パトロールを日本市場へ投入
日産は大型SUV「パトロール」を、2027年度前半に日本市場へ投入することも正式に発表しています。
パトロールは、中東などで高い人気を持つ日産最大級の本格SUVです。
日本ではかつて販売されていたサファリの流れをくむモデルで、トヨタ・ランドクルーザー300の直接的なライバルになります。
価格、エンジン、グレード、日本仕様の装備は現時点で発表されていません。
海外仕様は非常に大きなボディを持つため、日本で使用する場合は、
- 車幅
- 全長
- 最小回転半径
- 駐車場の制限
- 燃費
- 税金や維持費
などを慎重に確認する必要があります。
ランドクルーザー300の納期や受注状況によっては、パトロールを待つ人も増えるでしょう。
一方で、日本の一般的な道路で気軽に使えるSUVではありません。パトロールは価格だけでなく、その大きさを受け入れられるかが購入判断の分かれ目になりそうです。

2027年度|次世代ProPILOT搭載車を投入予定
日産は2027年度中に、AI技術を活用した次世代ProPILOTを日本向けの一部量産車へ搭載する予定です。
次世代システムには、英国のWayveが開発するAI技術や、高性能LiDARなどが活用されます。
ただし、完全な自動運転ではありません。
発表されているシステムはSAEレベル2に位置づけられ、運転者は常に周囲を監視し、必要に応じて操作する必要があります。
どの車種に最初に搭載されるかは正式発表されていませんが、2027年の日産新型車を考えるうえで重要な技術になります。

次期スカイラインは2027年に発売される?
日産の新型車情報で特に注目されているのが、次期スカイラインです。
スカイラインは日産を象徴する車名のひとつですが、次期型の発売日、価格、パワートレインについて正式な発表はありません。
さまざまなメディアでは、
- 電動スポーツセダンになる
- クロスオーバー要素を取り入れる
- 次世代EVとして復活する
- 2027年以降に登場する
といった予想が出ています。
しかし、これらを確定情報として扱うことはできません。
現時点では、「次期型への期待は高いが、2027年発売が確定したわけではない」と考えるのが正確です。
次期GT-Rはいつ発売される?
R35型GT-Rは長期間販売されてきましたが、次期型について正式な発売日は発表されていません。
次期GT-Rについては、
- ハイブリッド化
- 電気自動車化
- 全固体電池の採用
- 高性能EVコンセプトとの関係
など、さまざまな情報があります。
しかし、日産が次期GT-Rの市販時期や最終的なパワートレインを正式発表した段階ではありません。
2027年発売と断定するのは早く、技術開発の進捗によってはさらに先になる可能性があります。
現在確実に購入できる日産のスポーツカーを探すなら、まずは2026年にマイナーチェンジされたフェアレディZを検討することになります。
マーチ後継EVは日本で発売される?
欧州では、マーチの実質的な後継となる小型EVの投入が計画されています。
ただし、日本市場への導入時期や販売価格は正式発表されていません。
日本で販売されれば、サクラとリーフの間を埋めるコンパクトEVになる可能性があります。
日産はEVの選択肢を広げる必要があるため、日本導入に期待したいモデルですが、現時点では欧州向けの商品計画と日本向けの正式発表を分けて考える必要があります。
2026~2027年の日産で特に注目したい5台
1位 新型エルグランド
約16年ぶりのフルモデルチェンジで、第3世代e-POWERとe-4ORCEを採用。アルファード一強に近かった高級ミニバン市場へ、日産が本格的に戻ってきました。
2位 新型キックス
販売台数につながりやすいコンパクトSUVです。価格は上昇しましたが、第3世代e-POWER、e-4ORCE、内装の質感向上によって商品力が大幅に高まりました。
3位 パトロール
2027年度前半の日本導入が公式発表されています。ランドクルーザー300と比較できる大型SUVとして、発売前から大きな検索需要が見込めます。
4位 ムラーノ
2027年初頭から日本で販売されることが正式発表されています。デザイン性を重視した上級SUVとして、ハリアーなどとの比較需要が生まれそうです。
5位 新型リーフ
SUV風のクロスオーバーへ変わったことで、従来型とは商品性が大きく異なります。B5の追加によって選択肢も広がりました。
日産は2026年から本当に変わるのか
2026年の日産を見ると、単なる一部改良ではなく、主力商品の入れ替えが始まったことが分かります。
特に、
- リーフ
- キックス
- エルグランド
の3台は、いずれも日産の今後を左右する重要なモデルです。
さらに2027年には、ムラーノとパトロールという大型SUVが日本へ投入されます。
一方で、価格帯は全体的に上昇しています。
新型エルグランドは約690万円から、新型キックスも上級グレードでは400万円に近づき、新型リーフも400万円台後半から600万円前後です。
新型車が増えること自体は歓迎できますが、その内容と価格が日本のユーザーに受け入れられるかが、今後の日産を左右するでしょう。
日産新型車に関するよくある質問
2026年に発売された日産の新型車は?
2026年には、新型リーフ、新型キックス、新型エルグランド、リーフNISMOなどが発売されました。
また、キックス ROCK CREEKの追加や、フェアレディZのマイナーチェンジも行われています。
2027年に日本で発売される日産車は?
日産はムラーノを2027年初頭、パトロールを2027年度前半に日本市場へ投入すると公式発表しています。
価格や日本仕様の詳しいグレード構成は、現時点では発表されていません。
新型スカイラインは2027年に発売されますか?
次期スカイラインの正式な発売日は発表されていません。
2027年以降の登場を予想する情報はありますが、日産の公式発表ではないため注意が必要です。
次期GT-Rはいつ発売されますか?
次期GT-Rの発売日、価格、パワートレインは発表されていません。
電動化を含むさまざまな予想がありますが、現時点では市販時期を断定できません。
新型エルグランドはいくらですか?
新型エルグランドの価格は、X e-4ORCEの689万7,000円からです。
AUTECHなどの上級モデルでは800万円を超えます。
新型キックスはいくらですか?
新型キックスは、2WDのX シンプルパッケージが299万9,700円からです。
通常のXは325万9,300円、X+は354万9,700円、Gは389万8,400円となっています。

まとめ|2026~2027年は日産復活を占う重要な2年間
2026年の日産は、新型車の動きが非常に大きい年になりました。
すでに、
- 新型リーフ
- 新型キックス
- 新型エルグランド
- リーフNISMO
- キックス ROCK CREEK
- 改良型フェアレディZ
が登場しています。
2027年には、米国生産のムラーノと本格大型SUVのパトロールが日本へ導入される予定です。
一方、次期スカイライン、次期GT-R、マーチ後継EVなどについては、期待や予想が先行しており、日本での発売日は確定していません。
日産は長期間、新型車の少なさを指摘されてきました。しかし2026年以降は、e-POWER、EV、e-4ORCE、次世代ProPILOTを軸に、ラインアップを大きく立て直そうとしています。
新型車の数だけでなく、価格に見合う魅力をユーザーへ示せるか。
2026~2027年は、日産が本当に変わることができるのかを判断する重要な2年間になりそうです。
