コペンはやめとけ?後悔しやすい人と生産終了前に買うべきかを解説

軽自動車とは思えない低いスタイルと、電動で開閉するルーフが魅力のダイハツ・コペン。

一度はオープンカーに乗ってみたい人にとって、比較的手の届きやすい趣味車として気になる存在ではないでしょうか。

その一方で、検索すると、

  • コペンはやめとけ
  • コペンを買って後悔した
  • コペンは実用性がない
  • 軽自動車なのに高すぎる
  • 生産終了前に買うべき?

といった気になる言葉も出てきます。

さらにダイハツは、現行型コペンを2026年8月末で生産終了すると正式に発表しました。現行型は2014年に登場した2代目で、約12年にわたって販売されてきたモデルです。ダイハツは将来のコペンについて研究を続けるとしていますが、次期型の発売時期や市販化は正式発表されていません。

では、コペンは生産終了前に買っておくべき車なのでしょうか。

結論からいえば、コペンは万人におすすめできる車ではありません。

しかし、実用性の低さを理解したうえで「運転そのものを楽しむ車」として選ぶなら、今でも非常に魅力的な1台です。

この記事では、コペンが「やめとけ」と言われる理由、後悔しやすい人の特徴、生産終了前に買うべきかを詳しく解説します。

※価格・仕様は2026年7月時点の情報です。

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目次

結論|コペンは実用車として買うと後悔しやすい

コペンを買って後悔しやすいのは、軽自動車らしい便利さや広さを期待している人です。

コペンは軽自動車ですが、タントやN-BOXのように家族や荷物を運ぶための車ではありません。

2人しか乗れず、荷物も限られ、乗り降りもしやすいとはいえません。乗り心地や静粛性についても、一般的な軽自動車とは評価基準が異なります。

一方で、次のような人には非常に向いています。

  • 1人または2人で乗ることが多い
  • セカンドカーとして所有できる
  • オープン走行を気軽に楽しみたい
  • 大きなパワーよりも運転感覚を重視する
  • 維持費を抑えて趣味車を所有したい
  • 新車で買える軽オープンカーが欲しい

コペンは、利便性と引き換えに楽しさを手に入れる車です。

「便利な軽自動車」として選ぶのではなく、屋根が開く小さなスポーツカーとして考えれば、後悔しにくくなります。

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コペンの基本スペックと価格

現在のコペンには、スポーティーなデザインの「Robe」、丸目を採用したクラシカルな「Cero」、走行性能を高めた「GR SPORT」が用意されています。

項目内容
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,280mm
乗車定員2名
エンジン658cc・3気筒ターボ
最高出力64PS
駆動方式FF
変速機5速MT/CVT
最小回転半径4.6m
WLTCモード燃費18.6〜19.2km/L
車両重量850〜870kg

軽自動車規格の小さなボディに、最高出力64PSのターボエンジンを搭載しています。駆動方式は前輪駆動のFFで、ロードスターのFRやS660のMRとは構成が異なります。

主なグレードの価格は次のとおりです。

グレードCVT5速MT
Robe1,983,300円2,038,300円
Robe S2,196,700円2,251,700円
Cero2,040,500円2,095,500円
Cero S2,255,000円2,310,000円
GR SPORT2,501,400円2,556,400円

ベースグレードでも約198万円からで、GR SPORTの5速MT車は約256万円です。ナビやオプション、諸費用を加えると、支払総額がさらに高くなる可能性があります。

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コペンはやめとけと言われる7つの理由

1.2人しか乗れず、日常の用途が限られる

コペンの乗車定員は2名です。

後席はなく、子どもや友人を乗せることもできません。夫婦やカップルで出かける用途には使えますが、3人以上の家族ではメインカーとして成立しにくいでしょう。

普段は1人でしか乗らない人でも、いざというときに人を乗せられない不便さがあります。

  • 子どもの送迎
  • 家族での買い物
  • 友人との外出
  • 大きな荷物の運搬
  • ペットを乗せた移動

こうした用途がある場合、別の車が必要になります。

コペンを1台だけ所有するなら、購入前に「本当に2人乗りで困らないか」を具体的に想像しておくことが重要です。

2.屋根を開けると荷物を載せられるスペースが減る

コペンにはトランクがあり、ルーフを閉じた状態なら旅行かばんや、種類によっては9インチのゴルフバッグも収納できます。

しかし、屋根を開けるとルーフがトランク内に格納されるため、荷物を載せられるスペースが大きく減ります。オープン時に載せられるのは、形状にもよりますがハンドバッグ程度です。

つまり、

荷物をたくさん積んで出かけ、目的地で屋根を開ける

という使い方には向いていません。

旅行でオープン走行を楽しみたい場合は、荷物を小さくまとめる、助手席を荷物置き場にするなどの工夫が必要です。

買い物についても、大量の食品や日用品をまとめ買いする家庭では不便を感じる可能性があります。

3.乗り降りがしにくく、室内にも余裕がない

コペンの全高は1,280mmと低く、座席位置も一般的な軽自動車よりかなり低くなっています。

低い車は運転していると楽しい反面、乗り降りするときには腰や膝への負担を感じることがあります。

特に注意したいのは、

  • 腰痛や膝痛がある
  • 身長が高い
  • 体格が大きい
  • 毎日何度も乗り降りする
  • 高齢の家族を乗せる

という人です。

駐車場でドアを十分に開けられない場合も、低い位置から体をひねって降りる必要があります。

購入前には短時間の試乗だけでなく、何度か乗り降りし、シート位置や頭上、肩まわりの余裕も確認した方がよいでしょう。

4.乗り心地や静粛性は快適性重視の軽自動車に及ばない

コペンは16インチタイヤを装着した小型スポーツカーです。

路面の状態が分かりやすい反面、段差や荒れた路面では振動を感じやすくなります。

特に「S」グレードにはビルシュタイン製ショックアブソーバーが装備され、よりダイレクトな走りを楽しめる設定です。走行性能を重視した装備なので、柔らかな乗り心地を求める人には標準グレードの方が合う可能性があります。

また、金属製のルーフを閉じればソフトトップより安心感はありますが、一般的な軽ハイトワゴンやコンパクトカーと同等の静粛性を期待する車ではありません。

高速道路では、

  • エンジン音
  • タイヤからのロードノイズ
  • 風切り音
  • 路面からの振動

が気になることがあります。

毎日の長距離通勤や高速道路中心の使い方では、購入前に実際の速度域で確認した方が安心です。

5.軽自動車として考えると価格が高い

コペンの価格は約198万円からで、上級グレードでは250万円を超えます。

ナビ、バックカメラ、ドラレコ、ETC、ボディコーティングなどを追加すれば、支払総額がさらに上がる可能性があります。

同じ金額帯では、

  • 広い軽ハイトワゴン
  • 安全装備が充実したコンパクトカー
  • 中古のロードスター
  • 中古のスポーツカー

なども選択肢に入ります。

実用性や装備の量だけで比べれば、コペンのコストパフォーマンスが高いとは限りません。

ただし、電動開閉式ルーフを備えた新車のオープンカーとして考えれば、約200万円から購入できる点はコペンならではの魅力です。

価格が高いか安いかは、軽自動車として見るか、オープンスポーツカーとして見るかで評価が変わります。

6.速さを期待すると物足りない可能性がある

コペンはターボエンジンを搭載していますが、最高出力は軽自動車の自主規制上限となる64PSです。

ボディが軽いため街中やワインディングでは軽快に走れますが、大排気量のスポーツカーのような強烈な加速を味わう車ではありません。

また、コペンはFFです。

後輪駆動のロードスターや、エンジンを車体中央寄りに配置したS660とは運転感覚が異なります。

コペンの魅力は、絶対的な速さよりも、

  • 小さなボディを操る感覚
  • 低い速度でも楽しめる軽快さ
  • 屋根を開けたときの開放感
  • 5速MTを操作する楽しさ

にあります。

「軽自動車でも本格的に速いはず」と期待すると、購入後に物足りなさを感じるかもしれません。

7.電動ルーフを含め、長期保有では確認箇所が増える

コペンには「アクティブトップ」と呼ばれる電動開閉式ルーフが採用されています。

ルーフロックを操作し、スイッチを押し続けることで約20秒で屋根を開閉できます。気軽にオープン走行を楽しめる、コペン最大の魅力といえる装備です。

一方で、一般的な固定ルーフ車にはない、

  • ルーフ開閉機構
  • モーターや油圧機構
  • ゴム製シール
  • 排水経路
  • トランク内のセンサー

などを備えています。

長期間乗る場合や中古車を購入する場合は、ルーフが正常に開閉するか、異音がないか、雨水の侵入跡がないかを確認する必要があります。

電動ルーフだから必ず故障するという意味ではありません。

ただし、固定ルーフ車より構造が複雑であることは理解しておきましょう。

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コペンを買って後悔しやすい人

次に当てはまる人は、購入後に不便を感じる可能性があります。

家族で使える軽自動車を探している人

コペンは2人乗りなので、子育て世帯のファーストカーにはほとんど向きません。

夫婦2人の家庭でも、将来子どもが増える予定があるなら、短期間で買い替える可能性があります。

荷物を載せる機会が多い人

キャンプ、サーフィン、釣り、ゴルフ、家族旅行など、大きな道具を使う趣味には制約があります。

助手席を荷物置き場として使えば対応できる場合もありますが、その場合は同乗者を乗せられません。

快適性を最優先する人

静かで柔らかな乗り心地や、広い室内を求める人には向いていません。

コペンの低さや振動、音は、スポーツカーらしい魅力である一方、快適性を下げる要因にもなります。

最新の運転支援機能を重視する人

現行コペンの公式安全装備には、VSC&TRC、デュアルSRSエアバッグ、バックソナーなどが掲載されています。

ただし、最新の軽ハイトワゴンやコンパクトカーと同じ感覚で先進運転支援機能を期待するのではなく、購入時点の装備内容を販売店で確認することが重要です。

リセール目的だけで買おうとしている人

生産終了車は中古価格が上がることがありますが、すべての車が必ず値上がりするわけではありません。

将来の価格は、

  • グレード
  • MTかCVTか
  • ボディカラー
  • 走行距離
  • 修復歴
  • 改造の有無
  • 保管状態
  • 中古車市場の需給

などに左右されます。

「生産終了するから儲かるはず」という理由だけで買うのはおすすめできません。

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それでもコペンを買う価値がある理由

不便な部分が多いコペンですが、それでも長く支持されてきたのには理由があります。

電動ルーフで気軽にオープン走行を楽しめる

コペンの大きな魅力は、約20秒で開閉できる電動ルーフです。

手作業で幌をたたむ必要がなく、天候や気分に合わせてオープンとクローズドを切り替えられます。

桜の季節、海沿いの道路、山道、秋の夕暮れなど、普段の道でも屋根を開けるだけで特別なドライブになります。

小さく、日常の速度でも楽しめる

全長3,395mm、全幅1,475mmという軽自動車サイズなので、狭い道や駐車場でも扱いやすい車です。

最小回転半径も4.6mで、大型スポーツカーほど運転場所を選びません。

大きなパワーを使い切れない高性能車とは違い、日常の速度域でエンジンやハンドリングを楽しめるのがコペンの魅力です。

維持費を抑えて趣味車を所有できる

コペンは軽自動車なので、普通車のオープンカーと比べれば、自動車税や重量税などの負担を抑えやすくなります。

燃費もWLTCモードで、CVT車が19.2km/L、5速MT車が18.6km/Lです。

タイヤや消耗品の費用はグレードや選択する製品によって変わりますが、輸入オープンカーより維持しやすい趣味車といえるでしょう。

新車で5速MTを選べる

現在もRobe、Cero、GR SPORTで5速MT車を選択できます。

新車で購入できる軽オープンスポーツは非常に限られており、S660はすでに2022年3月に生産を終了しています。

中古車ではなく、新車保証のある状態から長く乗りたい人にとって、現行コペンは貴重な選択肢です。

デザインの方向性を選べる

コペンには、デザインの異なるRobeとCeroがあります。

  • シャープで現代的なRobe
  • 丸目でクラシカルなCero
  • 走りを重視したGR SPORT

というように、好みに合わせて選べる点も魅力です。

同じ車種でも外観の印象が大きく異なるため、単なる移動手段ではなく、所有する楽しさがあります。

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コペンは生産終了前に買うべき?

コペンを以前から欲しいと思っていた人は、早めに販売店へ相談した方がよいでしょう。

ダイハツは、現行型コペンを2026年8月末で生産終了すると発表しています。2026年8月31日には、最後の車両の生産に合わせたファイナルセレモニーも予定されています。

ただし、注意したいのは、生産終了日と注文受付終了日は同じとは限らないことです。

生産予定台数や販売店の割り当て、グレード、ボディカラーによっては、希望する仕様を注文できなくなる可能性があります。

特に次の条件にこだわる人は、在庫車だけになる前に確認した方がよいでしょう。

  • 5速MTが欲しい
  • ボディカラーを選びたい
  • Ceroが欲しい
  • GR SPORTが欲しい
  • メーカーオプションを付けたい
  • 新車から長く乗りたい

反対に、まだコペンが自分に合うか分からない人は、生産終了という言葉だけで急いで契約するべきではありません。

中古車は生産終了後も流通します。

まずは試乗し、乗り降り、視界、乗り心地、荷室、ルーフの操作を確認してから判断しましょう。


次期コペンを待った方がいい?

ダイハツは、現行型の生産終了後について「再びコペンを世の中に送り出せるよう、さまざまなスタディを続けている」と説明しています。

ただし、2026年7月時点では、次期型コペンの発売時期、価格、パワートレイン、市販化は正式発表されていません。

そのため、

すぐ次期型が発売されるはずだから現行型を見送る

という判断には不確定要素があります。

現行型が好きで、新車で確実に手に入れたいなら、次期型を待つより現行型を検討する方が現実的です。

一方で、最新の安全装備や新しいプラットフォーム、電動化などを期待する人は、正式発表を待つ選択肢もあります。


コペン・ロードスター・S660はどう違う?

コペンを検討する人が比較しやすいのが、マツダ・ロードスターとホンダ・S660です。

車種コペンロードスターS660
車格軽自動車普通車軽自動車
乗車定員2名2名2名
駆動方式FFFRMR
ルーフ電動ハードトップ手動ソフトトップなど手動ロールトップ
新車販売生産終了予定販売中生産終了
特徴気軽さと電動ルーフ本格的なFRスポーツMRらしい運動性能

ロードスターは、後輪駆動ならではのハンドリングや普通車の余裕を求める人に向いています。

S660は、ミッドシップレイアウトの走りを楽しめますが、2022年3月に生産終了しているため、現在は基本的に中古車から選ぶことになります。

コペンはFFですが、電動ルーフの扱いやすさと軽自動車の維持しやすさが強みです。

絶対的な走行性能ではなく、「思い立ったときに屋根を開けられる気軽さ」を重視するなら、コペンが最も選びやすいでしょう。


コペンで後悔しないために試乗で確認したいこと

コペンは、カタログだけでは向き不向きを判断しにくい車です。

試乗では、次の点を確認しましょう。

乗り降りを何度か試す

1回だけではなく、運転席と助手席の両方で乗り降りしてみましょう。

ドアを十分に開けられない狭い駐車場を想定することも大切です。

ルーフを実際に開閉する

屋根を開けた状態と閉じた状態の両方を確認します。

トランクに普段使っているバッグが入るかも確認しておくと安心です。

一般道の段差を走る

きれいな道路だけでなく、段差や荒れた路面で乗り心地を確認します。

可能であれば標準グレードとSまたはGR SPORTを乗り比べましょう。

高速道路での音を確認する

高速道路をよく使う人は、高い速度域でのエンジン音、ロードノイズ、直進安定性を確認したいところです。

MTとCVTを乗り比べる

運転を楽しむなら5速MTが魅力的ですが、渋滞や通勤で使うならCVTの方が負担は少なくなります。

CVT車でもマニュアル操作ができ、Robe S、Cero S、GR SPORTにはパドルシフトが装備されています。


コペンがおすすめな人・おすすめしない人

コペンがおすすめな人

  • セカンドカーを探している
  • 1人または2人で乗ることが多い
  • オープンカーを気軽に楽しみたい
  • 小さな車を操る楽しさが好き
  • 新車の5速MTが欲しい
  • 維持費を抑えて趣味車を持ちたい
  • 現行コペンのデザインが好き

コペンをおすすめしにくい人

  • 1台ですべての用途をこなしたい
  • 3人以上の家族で使いたい
  • 荷物をたくさん載せたい
  • 静粛性や乗り心地を最優先する
  • 腰や膝に不安がある
  • 最新の運転支援機能を重視する
  • 生産終了後の値上がりだけを期待している

まとめ|コペンは不便さまで楽しめる人には価値がある

コペンは、広くもなければ、荷物がたくさん載るわけでもありません。

軽自動車としては価格も高く、乗り降りや乗り心地、静粛性に不満を感じる人もいるでしょう。

実用性だけで判断すれば、「やめとけ」と言われる理由は確かにあります。

しかし、屋根を開けて走る楽しさ、小さな車を操る感覚、新車で5速MTを選べる希少性は、一般的な軽自動車では得られません。

コペンは、便利だから買う車ではなく、乗るたびに少し気分を変えてくれる車です。

現行型は2026年8月末で生産を終了します。

以前から現行コペンに乗りたいと思っていた人、グレードや色、MTにこだわりたい人は、在庫車だけになる前に販売店へ確認した方がよいでしょう。

一方、生産終了という言葉に焦って勢いで契約するのではなく、必ず試乗して、自分の生活に2人乗りオープンカーを受け入れられるか確認することが大切です。

不便さを欠点としてしか見られない人には向きません。

その不便さも含めて趣味として楽しめる人にとって、コペンは生産終了後も記憶に残る、特別な軽スポーツカーになるでしょう。

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