日産GT-Rは、2025年にR35型の生産を終了しました。
しかし、GT-Rそのものが完全に終了したわけではありません。
2026年4月、日産のイヴァン・エスピノーサCEOが、海外メディアの取材に対して次期GT-Rの開発にすでに取り組んでいることを認めました。
これまで次期型は「R36」「EVになる」「PHEVで復活する」など、さまざまな情報が出ていましたが、日産トップが開発の事実を明言したことで、新型GT-Rの復活はかなり現実味を帯びています。
この記事では、新型GT-Rの発売時期、価格、パワートレイン、スカイラインGT-Rとして復活する可能性を、確定情報と予想に分けて解説します。
日産のほかの発売予定車については、日産新型車予定2026~2027|発売日・価格・モデルチェンジ一覧でまとめています。

新型GT-Rの最新情報|次期型の開発は正式に進んでいる
最初に、現在判明している情報を整理します。
| 項目 | 現在の状況 |
|---|---|
| 次期GT-Rの開発 | 日産CEOが進行中と明言 |
| 発売時期 | 未発表 |
| 車名 | 未発表 |
| R36の型式名 | 未発表 |
| パワートレイン | 未発表 |
| PHEVの採用 | 有力候補として報道 |
| EVの可能性 | 将来的な候補として残る |
| 価格 | 未発表 |
| Skylineとの関係 | 別モデルになる可能性が高い |
もっとも重要なのは、日産CEOが次期GT-Rの開発を認めたことです。
米国メディア「The Drive」の2026年4月の取材に対し、エスピノーサCEOは、GT-Rについてすでに開発作業を進めていると回答しました。
一方で、発売時期やパワートレイン、デザインなどはまだ明らかにされていません。
したがって、現時点で「2027年発売決定」「PHEVで確定」と断定できる状況ではありません。
R35型GT-Rは2025年に生産終了
R35型の日産GT-Rは、2007年に発売されました。
スカイラインの名前から独立し、日産を代表するグローバルスポーツカーとして登場したモデルです。
搭載された3.8L V型6気筒ツインターボ「VR38DETT」エンジンは、発売当初の480PSから改良が重ねられ、後期型では570PSを発揮。GT-R NISMOでは600PSに達しました。
日産によると、R35型は約18年間でおよそ4万8,000台が生産され、2025年8月に生産を終了しています。
最後に生産された車両は、ミッドナイトパープルの「Premium edition T-spec」でした。
しかし日産は、生産終了時にGT-Rが永久に終わるわけではないことを示しています。
具体的な計画は未定としながらも、将来的にGT-Rが進化して再登場するという方針を明らかにしました。
新型GT-Rの発売時期はいつ?
新型GT-Rの発売時期について、日産は正式なスケジュールを発表していません。
ただし、これまでの日産幹部の発言や開発期間を考えると、2028年から2030年ごろが有力ではないかと予想します。
海外では、次期GT-Rの登場まで「3年から5年程度かかる可能性がある」とする日産幹部の発言が報じられています。
2025年を起点として考えた場合、2028年から2030年ごろという計算です。
ただし、新型GT-Rは通常の量産車以上に開発が難しいモデルです。
- 高性能パワートレインの開発
- バッテリーやモーターの冷却
- 車両重量の抑制
- サーキットでの連続走行性能
- 世界各国の排出ガス規制への対応
- GT-Rらしい四輪駆動システムの構築
こうした課題を解決する必要があります。
2026年時点では開発初期段階とみられるため、2027年中の発売は少し早すぎる印象です。
早ければ2028年、現実的には2029年から2030年ごろの発売になる可能性が高いでしょう。
次期型は「R36 GT-R」になる?
次期GT-Rは、一般的に「R36」と呼ばれています。
ただし、R36という型式名は日産が正式発表したものではありません。
歴代モデルがR32、R33、R34、R35と続いてきたため、メディアやファンが便宜的に次期モデルをR36と呼んでいる段階です。
新型車のプラットフォームや開発コードによっては、別の型式名になる可能性もあります。
検索では「新型GT-R R36」が定着しているため、この記事でもR36と表記しますが、現時点では仮称と考えてください。
新型GT-RはPHEVになる可能性が高い?
次期GT-Rのパワートレインとして、現在有力視されているのがPHEVです。
海外メディアの取材では、日産幹部が次期GT-Rについて、純粋なEVよりもプラグインハイブリッドが現実的であるとの見方を示しています。
ただし、PHEVの採用が正式決定したわけではありません。
現時点では、次のような構成が考えられます。
- V6ツインターボエンジン
- 高出力モーター
- 外部充電可能な駆動用バッテリー
- 電動化された四輪駆動システム
- EV走行モード
エンジンには、R35型で採用されたVR38DETTの発展型、または新開発V6ツインターボが搭載される可能性があります。
GT-Rには、直線加速だけでなく、長時間の高速走行やサーキットでの連続走行性能も求められます。
現在のバッテリー技術では、高性能EVをサーキットで走らせ続けると、バッテリー温度の上昇や電力消費が大きな課題になります。
そのため、エンジンとモーターを組み合わせたPHEVは、GT-Rの性能と環境規制を両立する現実的な方法といえます。
完全なEVになる可能性は?
日産は、次期GT-Rの完全EV化も検討してきたと報じられています。
その方向性を示したモデルが、2023年に公開されたコンセプトカー「Nissan Hyper Force」です。
Hyper Forceは、全固体電池と高出力モーターを組み合わせ、最高出力1,000kWを想定した電動スーパースポーツです。
角張ったボディや丸形テールランプなど、GT-Rを連想させるデザインが採用されています。
ただし、日産はHyper Forceを「次期GT-R」と正式には発表していません。
あくまで将来の高性能EVの可能性を示したコンセプトカーです。
全固体電池が量産化され、軽量化や急速充電、冷却性能の課題が解決されれば、将来のGT-Rが完全なEVになる可能性はあります。
一方、現在開発中の次期GT-Rについては、全固体電池の実用化時期を考えると、PHEVのほうが現実的でしょう。
新型GT-Rの最高出力は700PS以上?
新型GT-Rの最高出力は発表されていません。
R35型GT-Rは標準モデルが570PS、NISMOが600PSでした。
次期型がエンジンとモーターを組み合わせるPHEVとなる場合、システム最高出力は700PS以上になる可能性があります。
高性能グレードでは、800PSを超えることも考えられるでしょう。
ただし、GT-Rは最高出力の数字だけを追求する車ではありません。
R35型も、四輪駆動システムやトランスミッション、車両制御を統合することで、路面状況を問わず高い性能を引き出せることが特徴でした。
次期型でも、単純なパワー競争より、加速性能、コーナリング、ブレーキ、冷却性能を含めた総合性能が重視されるはずです。
新型GT-Rの予想価格
新型GT-Rの価格は正式発表されていません。
R35型の最終モデルは標準仕様でも1,400万円台からとなり、GT-R NISMOは3,000万円前後まで価格が上昇していました。
次期型では、電動化システムやバッテリー、高性能モーターの追加により、さらに価格が高くなると予想されます。
| グレード | 編集部予想価格 |
|---|---|
| 新型GT-R 標準モデル | 2,000万~2,500万円 |
| 高性能グレード | 2,500万~3,500万円 |
| GT-R NISMO | 3,500万~4,500万円 |
標準モデルでも2,000万円を超える可能性は十分にあります。
一方で、GT-Rは欧州スーパーカーに匹敵する性能を、比較的抑えた価格で実現してきたモデルでもあります。
次期型でも、ポルシェ911ターボや高性能EVより低い価格帯を狙う可能性があります。
ただし、これは車両構成やR35型の最終価格から算出した予想であり、日産の公式価格ではありません。
新型スカイラインGT-Rとして復活する?
新型GT-Rを検索すると、「新型スカイラインGT-R」「R36スカイラインGT-R」という言葉も多く見られます。
しかし、次期GT-RがスカイラインGT-Rとして復活する可能性は低いと考えられます。
R32、R33、R34型は、スカイラインをベースにした「スカイラインGT-R」でした。
一方、2007年に登場したR35型は、スカイラインから独立した「Nissan GT-R」です。
現在、日産は新型スカイラインと次期GT-Rを別々に開発していると報じられています。
新型スカイラインは4ドアスポーツセダン、GT-Rは日産の技術を象徴する高性能スポーツカーという位置付けになる可能性が高いでしょう。
そのため、次期型も「スカイラインGT-R」ではなく、独立した「Nissan GT-R」として登場すると予想します。
新型GT-R・スカイライン・フェアレディZの違い
日産のスポーツモデルは、それぞれ異なる役割を持つことになりそうです。
| 車種 | 予想される位置付け |
|---|---|
| 新型GT-R | AWD・電動化を採用する最高峰スポーツ |
| 新型スカイライン | 走りを重視した4ドアセダン |
| フェアレディZ | FRレイアウトの2ドアスポーツ |
GT-Rは日産のフラッグシップとして、最先端の電動化技術と四輪駆動制御を採用するモデルになるでしょう。
一方、フェアレディZは比較的シンプルな後輪駆動スポーツとして残ると考えられます。
新型スカイラインが登場する場合も、後席や実用性を備えたスポーツセダンという立ち位置になりそうです。
フェアレディZは2026年にマイナーチェンジを受け、GT-Rとは異なるFRスポーツとして販売されています。価格や変更点については、新型フェアレディZは買いか?2026年マイナーチェンジの価格・変更点で詳しく解説しています。

新型GT-Rを待つべき?
新型GT-Rの発売までには、まだ数年かかる可能性があります。
そのため、すぐにスポーツカーが欲しい場合は、現行フェアレディZや中古のR35型GT-Rを検討することになります。
GT-R以外の選択肢も含めて検討する場合は、コスパ最強のスポーツカーランキング|安いのに楽しい本格モデルまとめも参考にしてください。
ただし、R35型は生産終了により中古車価格が上昇する可能性があります。
特に、最終年式、T-spec、NISMOなどの希少グレードは高値が続くでしょう。
新型GT-Rを待つのが向いているのは、次のような人です。
- 日産の最新技術を搭載したGT-Rが欲しい
- PHEVでもGT-Rらしい性能があれば歓迎できる
- 2,000万円以上の価格を想定できる
- 2028年以降まで待てる
反対に、純粋なガソリンエンジンのGT-Rに乗りたい場合は、R35型を早めに探したほうがよいかもしれません。
新型GT-Rに関するよくある質問
新型GT-Rは本当に開発されていますか?
はい。2026年4月、日産のイヴァン・エスピノーサCEOが海外メディアの取材に対して、GT-Rの開発に取り組んでいることを認めました。
ただし、発売時期や車両仕様は発表されていません。
新型GT-Rはいつ発売されますか?
正式な発売日は発表されていません。
これまでの幹部発言や開発期間から、2028年から2030年ごろになると予想します。
新型GT-RはPHEVになりますか?
PHEVが有力候補として報じられていますが、正式決定ではありません。
V6ツインターボエンジンとモーターを組み合わせる可能性があります。
新型GT-Rは完全なEVですか?
完全EVになる可能性も検討されていますが、現在開発中の次期型はPHEVになる可能性が高いとみられます。
完全EVのGT-Rは、全固体電池などの技術が成熟した次の世代になるかもしれません。
R36という名前は正式名称ですか?
いいえ。R36はメディアやファンが使用している仮称です。
日産は次期GT-Rの型式や正式名称を発表していません。
スカイラインGT-Rとして復活しますか?
可能性は低いでしょう。
新型スカイラインと次期GT-Rは別の車種として開発されているとみられ、次期型も独立した「Nissan GT-R」になると予想します。
新型GT-Rの価格はいくらですか?
正式価格は未発表です。
標準モデルで2,000万~2,500万円、NISMOでは3,500万円以上になる可能性があると予想します。
まとめ|GT-Rは終わっていない
R35型GT-Rは2025年に生産を終了しましたが、GT-Rの歴史が終わったわけではありません。
2026年には日産CEOが次期GT-Rの開発を認めており、新型モデルの復活は現実に向けて動き始めています。
現時点で確認できる情報は次のとおりです。
- 日産は次期GT-Rを開発している
- 発売時期は正式発表されていない
- 2028年から2030年ごろの登場が予想される
- PHEVが有力候補として報じられている
- R36という名称はまだ正式なものではない
- 予想価格は2,000万円以上
- スカイラインとは別モデルになる可能性が高い
GT-Rは日産を象徴するモデルだけに、中途半端な状態で発売することは考えにくいでしょう。
時間はかかるかもしれませんが、電動化時代にも「GT-Rらしい速さ」を実現できる技術が整った段階で、次期型が登場すると予想します。
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