木村拓哉さんが乗っていると話題になった高級SUV「インフィニティ QX80」。
2025年7月、木村拓哉さんがInstagramに投稿した愛犬との外出写真に車内の一部が写り込んだことから、インフィニティQX80ではないかと自動車メディアが報じました。
実はこのQX80、日本では正規販売されていない日産の超大型高級SUVです。
全長約5.3m、全幅2m超という堂々たるボディに、先代型は5.6L V型8気筒エンジンを搭載。レクサスLXやキャデラック・エスカレードにも通じる存在感を備えています。
しかも、海外向けの高級SUVでありながら、生産拠点は日本の九州です。
木村拓哉さんが乗っていると推測されたのは2020~2021年ごろの先代モデルですが、現在はフルモデルチェンジを経て、最高出力450馬力の新型QX80も登場しています。
では、インフィニティQX80とはどんな車なのでしょうか。
この記事では、木村拓哉さんの愛車として話題になった経緯から、先代QX80の特徴、新型との違い、日本で購入する方法、中古車価格まで詳しく紹介します。
※木村拓哉さんがQX80を所有していることや、正確な年式・グレードについて、本人による明確な公表は確認できていません。本記事では報道に基づく推定として紹介します。

木村拓哉の愛車はインフィニティQX80?
話題のきっかけは、2025年7月6日に木村拓哉さんがInstagramへ投稿した写真でした。
愛犬と一緒に買い物へ出かけた際の写真に、左ハンドル車の室内が写り込んでいたのです。
特徴的なキルティング加工のシートや内装デザインなどから、自動車メディア「くるまのニュース」は、この車がインフィニティQX80の先代モデルではないかと推測しました。
特に2020~2021年ごろのモデルに近いと報じられています。
ただし、写真に写っている内装の特徴から車種を推定したものであり、本人が「QX80を所有している」と明言したわけではありません。
また、車内に乗っていたことと本人が車両を所有していることは、必ずしも同じではありません。
そのため、現時点では「木村拓哉さんの愛車として話題になった車」と表現するのが適切でしょう。
なぜQX80が注目されたのか
木村拓哉さんといえば、かつて日産のブランドアンバサダーを務めたことでも知られています。
しかし、今回話題になったQX80は、日本国内の日産ディーラーでは購入できない車です。
日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」のフラッグシップSUVであり、日本では逆輸入車として扱われます。
一般的な国産SUVではなく、あえて日本未発売の大型SUVを選んでいるかもしれないという点が、クルマ好きの関心を集めた理由でしょう。
インフィニティとは?日産の海外向け高級ブランド
インフィニティ(INFINITI)は、日産自動車が1989年に北米市場で立ち上げた高級車ブランドです。
トヨタにおけるレクサス、ホンダにおけるアキュラに近い位置づけで、主に北米や中東などで展開されています。
日本ではインフィニティの名前を冠した正規販売網がなく、車種によっては海外からの並行輸入で購入することになります。
QX80はインフィニティの最上級SUV
インフィニティには複数のSUVがありますが、QX80はその頂点に位置するフルサイズSUVです。
日本のエクストレイルやキックスとは車格がまったく異なり、広い室内空間、強力なエンジン、高級な内装を備えています。
北米市場ではキャデラック・エスカレード、リンカーン・ナビゲーター、レクサスLXなどが競合車種になります。
木村拓哉の愛車と噂される先代QX80のスペック
木村拓哉さんの写真から推測されているのは、2020~2021年ごろの先代QX80です。
この世代は、大排気量の自然吸気V8エンジンを搭載する、いかにもアメリカ市場向けらしい大型SUVでした。
2021年型QX80の主要スペック
| 項目 | 2021年型QX80(北米仕様) |
|---|---|
| エンジン | 5.6L V8自然吸気 |
| 最高出力 | 400hp(約406PS) |
| 最大トルク | 413lb-ft(約560Nm) |
| 変速機 | 7速AT |
| 駆動方式 | 後輪駆動/4WD |
| 全長 | 約5,339mm |
| 全幅 | 約2,029mm |
| 全高 | 約1,925mm |
| ホイールベース | 約3,076mm |
| 乗車定員 | 仕様により7~8人 |
| 燃料 | ガソリン |
※北米仕様の数値。インチ表記の寸法をミリメートルに換算しています。
5.6L V8エンジンの魅力
先代QX80の大きな特徴が、5.6L V8自然吸気エンジンです。
現在では環境規制や燃費性能の要求から、大排気量エンジンは減少しています。
しかし、先代QX80にはターボを使わない大排気量V8ならではの魅力があります。
アクセル操作に対する自然な応答、余裕のあるトルク、そしてV8特有のエンジンフィールです。
特に高速道路をゆったりと巡航するような使い方では、こうした大排気量エンジンの個性が生きてきます。
スポーツカーのように高回転まで回して楽しむというより、大きな車体を余裕をもって走らせるためのエンジンといえるでしょう。
豪華な内装もQX80の魅力
先代QX80は、室内の高級感にも力を入れていました。
グレードによってはキルティング加工を施した本革シートやウッドパネル、BOSE製オーディオ、後席エンターテインメントシステムなどを装備しています。
大型SUVならではの広いキャビンは、家族や友人との移動にも適しています。
単なる移動手段ではなく、長時間車内で過ごすことを前提にした高級SUVです。
新型インフィニティQX80は450馬力!先代からどう変わった?
QX80は2025年モデルでフルモデルチェンジを実施しました。
最大の変更点はエンジンです。
長年採用されてきた5.6L V8自然吸気エンジンを廃止し、3.5L V6ツインターボエンジンに変更されました。
先代QX80と新型QX80の比較
| 項目 | 先代QX80(2021年型) | 新型QX80(2026年型) |
|---|---|---|
| エンジン | 5.6L V8 NA | 3.5L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 400hp | 450hp |
| 最大トルク | 約560Nm | 約700Nm |
| トランスミッション | 7速AT | 9速AT |
| 全長 | 約5.34m | 約5.36m |
| 全幅 | 約2.03m | 約2.03m |
| ホイールベース | 約3.08m | 約3.08m |
| 主な特徴 | 大排気量V8の余裕 | 高出力ターボと最新装備 |
新型では排気量を縮小しながら、最高出力は50hp、最大トルクも大幅に向上しています。
また、インテリアには大型ディスプレイを採用し、先進運転支援システムや快適装備も進化しました。
上級仕様にはKlipsch製プレミアムオーディオやマッサージ機能付きシートなどが用意されています。
ただし、エンジンの魅力は出力の数字だけでは測れません。
V8自然吸気の滑らかなフィーリングを重視するなら、先代型を選ぶ価値も十分にあります。
新型QX80の価格は?日本円でいくら?
米国では2027年モデルのQX80が販売されており、メーカー希望小売価格は85,590ドルからとなっています。
仮に1ドル155円で単純換算すると、約1,327万円です。
ただし、これは為替換算による参考額であり、日本での販売価格ではありません。
日本への並行輸入では輸送費や通関関連費用、税金、保安基準への適合確認、登録費用などが必要になります。
そのため、日本で購入する場合の実際の支払総額は、輸入業者の見積もりによって判断する必要があります。
日本で正規販売されているレクサスLXなどと比較する場合も、車両価格だけでなく、保証や整備費用まで考えることが重要です。
インフィニティQX80は日本で買える?
QX80は日本で正規販売されていませんが、並行輸入車として購入することは可能です。
実際に国内の中古車販売サイトでは、先代型QX80の在庫が掲載されています。
日本での中古車価格の例
2026年11月上旬に確認できた国内掲載車両には、次のような例があります。
| 年式 | 仕様 | 掲載支払総額 |
|---|---|---|
| 2018年型 | QX80 AWD | 約840万円 |
| 2021年型 | QX80 PROACTIVE | 約885万~895万円 |
| 2022年型 | QX80 PROACTIVE | 約950万円 |
※国内中古車販売サイトの掲載例です。市場全体の平均価格ではなく、在庫や価格は変動します。
希少な逆輸入車であるため、同じ年式でも走行距離、装備、輸入履歴、整備状態などによって価格差が大きくなります。
また、新型QX80も国内の輸入車販売店で取り扱われていますが、価格が「応談」となっている車両もあります。
中古車を購入する場合の注意点
QX80を中古車で購入するなら、一般的な国産車以上に確認したいポイントがあります。
- 新車並行車か中古並行車か
- 過去の整備記録が確認できるか
- 輸入時の書類や車両履歴が残っているか
- 国内で故障診断や部品交換ができるか
- 大型車に対応した整備工場を確保できるか
- 購入後の保証内容はどうなっているか
特に大切なのは、購入後の整備体制です。
日本で正規販売されていない車のため、一般的な日産ディーラーで同じように整備や保証対応を受けられるとは限りません。
販売だけでなく、輸入車の点検・整備に対応するショップを選びたいところです。
QX80は日本の道路で扱いやすい?
QX80を日本で購入する際、最も気になるのはサイズかもしれません。
全長約5.3m、全幅2m超というボディは、日本の一般的な駐車場ではかなり大きい部類に入ります。
特に都市部では、全幅1,850mm程度までを想定した駐車場も珍しくありません。
QX80の場合、車両そのものが駐車枠に収まるかだけでなく、ドアの開閉や隣の車との間隔まで確認する必要があります。
また、左ハンドルの車両が多いため、狭い道路での対向車とのすれ違いや、料金所などでも慣れが必要でしょう。
一方で、大きなガレージを確保でき、広い幹線道路や高速道路での移動が中心なら、QX80の快適性を十分に楽しめます。
QX80と日産アルマーダの違いは?
インフィニティQX80を調べていると、日産「アルマーダ」という車名も出てきます。
アルマーダは北米向けに販売される日産ブランドのフルサイズSUVです。
QX80とアルマーダは車体の基本構造やパワートレインを共有する関係にあります。
QX80とアルマーダの比較
| 項目 | インフィニティQX80 | 日産アルマーダ |
|---|---|---|
| ブランド | インフィニティ | 日産 |
| 主な販売市場 | 北米・中東など | 北米 |
| 位置づけ | 高級フルサイズSUV | フルサイズSUV |
| 現行型エンジン | 3.5L V6ツインターボ | 3.5L V6ツインターボ |
| 最高出力 | 450hp | 425hp(通常モデル) |
| 高性能仕様 | 高級・快適装備を重視 | NISMOを設定 |
| 国内正規販売 | なし | なし |
QX80は高級感や快適装備を重視するモデルで、アルマーダはSUVとしての実用性や力強さを重視したモデルと考えると分かりやすいでしょう。
なお、アルマーダには460hpを発揮するNISMO仕様も存在します。
同じ日産グループの大型SUVでありながら、それぞれ異なる個性を持っているのが興味深いところです。

なぜインフィニティQX80は日本で売られていない?
QX80は日本で生産される大型SUVですが、日本国内では正規販売されていません。
理由についてメーカーが単一の要因を明言しているわけではありませんが、日本の市場環境を考えると、いくつかの課題が想像できます。
まず、全幅2mを超えるボディサイズです。
日本でも大型SUVの人気は高まっていますが、実際に購入できる人は駐車場や道路環境によって限られます。
さらに、日本にはレクサスLXやランドクルーザー300といった大型SUVが存在します。
インフィニティブランドの販売網を新たに整備し、右ハンドル仕様や国内向けの認証・装備対応を進めるには、相応の投資が必要になるでしょう。
一方、北米や中東では大型SUVの需要があり、QX80のようなモデルが成立する市場環境があります。
日本で売られていないのは残念ですが、海外では日産がこうした高級SUVを展開していることも、ブランドの魅力の一つといえます。
まとめ|木村拓哉の愛車として話題のQX80は、日産が誇る巨大高級SUV
木村拓哉さんのInstagram投稿をきっかけに注目されたインフィニティQX80。
本人による車種や所有の明確な公表は確認できていませんが、写真に写った内装から2020~2021年ごろの先代QX80ではないかと報じられています。
先代QX80は、5.6L V8自然吸気エンジンを搭載した大型高級SUVです。
現在では3.5L V6ツインターボを搭載する新型に進化しており、450馬力の高性能エンジンと豪華な室内装備を備えています。
QX80の魅力をまとめると、次のようになります。
- 日産の高級ブランド、インフィニティのフラッグシップSUV
- 先代型は400hpの5.6L V8自然吸気エンジンを搭載
- 現行型は450hpの3.5L V6ツインターボへ進化
- 全長5.3m超、全幅2m超の迫力あるボディサイズ
- 日本では正規販売されていないが、並行輸入で購入可能
- 国内中古車市場でも先代型の流通がある
- 日産アルマーダと基本構造を共有する兄弟車
芸能人が乗っていると話題になったことがきっかけでも、車そのものを知ると、その魅力は十分に伝わってきます。
特に先代QX80は、今では貴重になりつつある大排気量V8エンジンを搭載したSUVです。
最新の新型QX80を選ぶか、それともV8の魅力を持つ先代を探すか。
日本ではどちらも簡単に購入できる車ではありませんが、人とは少し違う高級SUVを探している人にとって、インフィニティQX80は検討する価値のある一台といえるでしょう。
※本記事は2026年11月5日時点の情報に基づきます。中古車価格や在庫、海外仕様の価格・装備は変更される場合があります。



