「スープラが生産終了したなら、次はいつ出るのだろう?」
現行世代のA90型GRスープラは、2026年3月に生産を終了しました。トヨタ公式のFAQにも、その時期が明記されています。
一方で、自動車メディアでは次期スープラの2027年前後の登場が予想されています。トヨタ主導の独自開発、直列4気筒ターボとハイブリッドの組み合わせなど、気になる話も出てきました。
ただ、スープラに期待するのは数字上の速さだけではありません。直列6気筒の音や回り方、FRを操る感覚、マニュアルで走る楽しさ。次期型がどこまで受け継ぐのかが、私にはいちばん気になります。
私はアメリカにいた頃、セリカXX――北米ではスープラの名前で販売されていた車に乗っていました。高速道路ではアメ車に負けないくらいの雰囲気があり、日本車で走っていることが嬉しかったのを覚えています。給油していると、車好きからよく声をかけられました。乗っていたピアッツァも同じで、「売ってくれないか」と言われることも。日本車が海外でこれほど評価されていることを、身近に感じた経験です。だから次のスープラにも、速さだけでなく、見て惹かれ、乗って嬉しくなるような存在であってほしいと思っています。
この記事では、2026年10月5日時点の公式情報と予想報道を分け、新型スープラの発売時期、エンジン、MT、価格、A90型を選ぶか待つかを整理します。
先に結論
- A90型の2026年3月生産終了はトヨタ公式で確認できる。
- 次期型の2027年前後登場説はメディア予想であり、正式な日本発売日ではない。
- 独自開発、エンジン、ハイブリッド、MT、価格は公式未発表。
- 直6や6MTが購入条件なら、次期型に残ると決めつけず、A90型も比較したい。
出典:トヨタ公式FAQ・車種別の生産終了案内、Motor Fan・次期スープラ予想(2026年7月7日)
新型スープラの最新情報|確定事項と予想を一覧で整理
| 項目 | 2026年10月5日時点の情報 | 情報の位置づけ |
|---|---|---|
| A90型の生産終了 | 2026年3月 | トヨタ公式で確認 |
| 次期型の登場時期 | 2027年前後との予想 | メディア報道・公式発売日未発表 |
| 開発体制 | トヨタ主導の独自開発説 | 未確定 |
| エンジン | 新世代2.0L直4ターボ採用説、直6継続の可能性も報道 | 未確定 |
| 電動化 | ハイブリッド化の予想 | 未確定 |
| 最高出力 | 450PS級との予想 | 公式スペックではない |
| トランスミッション | MTへの期待はあるが設定未発表 | 未確定 |
| 価格 | 600万円台後半の予想がある | 正式価格未発表 |
| デザイン | 予想CGが公開されている | メーカー公式デザインではない |
この表で大切なのは、次期型の欄にある数字が、そのまま予約や購入の条件にはならないことです。発売を待つ場合も、正式発表、受注開始、納車の時期を別々に確認する必要があります。
A90型は2026年3月に生産終了|新型発売とは別の話
トヨタ公式FAQは、2019年5月に登場した世代のスープラについて、2026年3月に生産終了したと案内しています。
また、トヨタは2025年3月21日にRZの一部改良モデルを発売し、同日から「A90 Final Edition」の抽選受付を開始しました。Final Editionは日本で150台の販売とされています。
出典:トヨタ公式FAQ、RZ改良・A90 Final Editionの公式発表
ここで混同したくないのが、次の3つです。
- A90型の生産が終わったこと
- 生産済みの在庫車や中古車が購入できること
- 次期スープラの発売日が決まったこと
生産終了していても、流通している車までなくなるわけではありません。一方、在庫や中古車があることと、希望する仕様を通常注文できることも別です。新車・未登録車・登録済み車の区別、保証開始日、納車条件まで確認しておきましょう。
次期スープラは2027年?登場予想と日本発売日を分けて考える
Motor Fanの2026年7月7日の記事では、次期型の登場時期として2027年前後が挙げられています。
ただし、確認したトヨタの公式情報には、次期スープラの日本発売日や予約開始日は掲載されていません。現時点では「2027年に必ず買える車」として予算や買い替え時期を決めない方がよさそうです。
スポーツカーの新型を待つときは、発表されるかどうかだけでなく、自分が買える仕様・価格・納期で出るかが重要です。もしMTが必須なら、ATの発売だけでは購入判断はできません。
関連記事:トヨタ新型車予定2026~2027|発売日・価格・モデルチェンジ一覧
BMWとの共同開発から変わる?独自開発説はまだ予想段階
次期型の報道では、BMWとの協業からトヨタ主導の開発へ移る可能性が取り上げられています。しかし、次期型の提携関係や車台、部品の供給体制は公式に確定した情報として確認できません。
個人的には、開発をどこが主導するか以上に、完成した車がどんな走りをするのかに関心があります。ブランドの出自だけで、良いスポーツカーになるかどうかは決まりません。
ステアリングに対する反応、ブレーキの調整しやすさ、アクセルを戻したときの車の動き。こうした部分に一貫した感触があれば、ツーリングやワインディングでも楽しめると思います。
直6はなくなる?直4ハイブリッド説で注目したいこと
新しいエンジンの開発と、スープラへの搭載は別
トヨタは2024年5月28日、スバル、マツダとともに電動化に適合する新たなエンジン開発を発表しました。トヨタの公開資料には、開発中の1.5L・2.0L直列4気筒エンジンが掲載されています。
エンジンを小型化し、モーターやバッテリーとの組み合わせを最適化するという方向性は、メーカー自身が示したものです。しかし、この発表は次期スープラへの搭載決定を意味しません。
A90型にも直4の設定はあった
2019年のスープラ世界初披露時、トヨタは3.0L直列6気筒ターボに加え、2.0L直列4気筒ターボも公表しています。
そのため、「スープラに直4が載ること自体が初めて」という説明は正確ではありません。次期型で気になるのは、直6を含む選択肢が残るのか、それとも車全体の性格が変わるのかです。
最高出力だけでは、楽しさは判断できない
次期型の報道にある450PS級という数字は魅力的ですが、私はそれだけで「A90型より欲しい」とはなりません。
直6の滑らかな回り方や音を好む人には、同じ出力を出す直4でも印象が変わるでしょう。ハイブリッドになった場合も、加速の力強さだけでなく、重量、アクセル操作への反応、エンジンとモーターのつながり方が気になります。
峠やツーリングで楽しむなら、速さより先に、自分の操作に車がどう応えるかを見たいところです。
新型スープラにMTはある?A90の6MTと分けて確認したい
次期型のMT設定は未発表です。予想記事で可能性が語られていても、発売時から設定されるのか、後から追加されるのか、そもそも用意されるのかはわかりません。
「直6・FR・MT」が欲しいのであれば、その条件を満たすA90型と、仕様未発表の次期型は別の候補として比較する方が判断しやすいと思います。
MTを選ぶときに確認したいのは、変速できるという事実だけではありません。
- シフトの入り方とストローク
- クラッチの重さとつながる位置
- ペダル配置と運転姿勢
- 自動ブリッピングなどの機能と操作方法
- 渋滞や駐車時も無理なく扱えるか
長く乗るなら、気持ちよく走れる場面と普段の使いやすさを両方確認したいです。
関連記事:新車で買えるMT車一覧|国産・輸入車と生産終了モデル
新型スープラの価格は?予想額で決めない方がよい理由
次期スープラの正式価格は未発表です。メディア予想には600万円台後半という数字がありますが、グレード構成、装備、税金や諸費用を含む購入総額はわかりません。
予算を考える場合は、車両本体に加えて、保険、タイヤ、整備、駐車場まで見ておきたいところです。高性能車では、車両価格だけを比べても維持費の差は見えません。
次期型を待つ人は「希望する仕様が予算内で出れば買う」と条件を決め、発売時期だけに引っ張られないようにすると選びやすくなります。
GR GTは新型スープラ?公式発表された別のモデル
トヨタは2025年12月にGR GTとGR GT3を世界初公開し、GR GTについて2027年頃の発売を目指して開発すると発表しています。
ここでの「2027年頃」はGR GTに関する公式の開発目標です。次期スープラの発売予告と読み替えることはできません。
トヨタのスポーツカーに関する話題が増えると、予想CGや開発中の車が混ざって見えやすくなります。車名と発表元を確認すると、どの情報を購入判断に使えるか整理できます。
次期型を待つか、A90型を買うか
| 重視すること | 現時点での考え方 |
|---|---|
| 直6の音や回り方 | 次期型の採用は未確定なので、A90型を具体的に比較する |
| MTを操る楽しさ | A90の6MT候補を確認し、次期型は設定発表を待つ |
| 新しい技術やデザイン | 次期型の公式情報を待つ価値がある |
| 決まった時期までに手に入れたい | 在庫・中古車の納期が確認できるA90型が判断しやすい |
| 予算内で納得して買いたい | A90の見積もりと維持費を確認し、次期型の価格発表と比較する |
A90型の中古車は仕様と履歴を確認する
候補が見つかったら、RZ・SZ-R・SZ、AT・MTの違いを確認し、年式だけで判断しないようにしましょう。改造内容、整備記録、修復歴、タイヤやブレーキの状態、保証条件も重要です。
生産終了を理由に、値上がりを期待して急いで購入する必要はありません。中古車の価値は状態や仕様、需要で変わり、将来の相場は保証できないからです。
また、トヨタは2026年8月26日、一部のスープラについてリコールを届け出ています。対象かどうかと修理の実施状況は、車台番号と販売店の記録で確認してください。
他のスポーツカーにも触れてみたい
次期スープラを待つ間に、GR86やロードスターなどの試乗で、自分が何を楽しいと感じるか確認するのもよいと思います。
高出力が欲しいのか、軽快さが欲しいのか、MTの操作自体が楽しいのか。そこが見えてくると、新型のニュースに振り回されず選べます。
関連記事:GR86とロードスターを比較|価格・速さ・維持費・実用性の違い
よくある質問
新型スープラは2027年に発売されますか?
2027年前後の登場が予想されていますが、正式な日本発売日は確認できません。現時点ではメーカーが確約した発売予定ではありません。
次期型はBMW製エンジンをやめますか?
独自開発や新世代直4の採用説はありますが、次期型の開発体制やエンジンは公式未発表です。直6の廃止も確定していません。
新型スープラはEVですか?
今回取り上げた報道は、エンジンとモーターを組み合わせるハイブリッドの予想です。BEVとして発売するという公式発表は確認していません。
A90型の生産終了は本当ですか?
はい。トヨタ公式FAQが2026年3月の生産終了を案内しています。在庫や中古車の流通とは分けて考えてください。
まとめ|次期スープラは期待できるが、直6とMTはまだ決まっていない
A90型の生産終了は公式に確認できます。一方、次期型の発売時期や仕様は予想段階です。
新しいスープラがどんな車になるのかは楽しみです。ただ、私が見たいのは出力の数字以上に、音、操作感、日常の道でも楽しめる走り。そこを受け継いでくれるなら、次のスープラにも期待したくなります。
直6とMTを重視する人はA90型を具体的に比較し、新しい技術やデザインに期待する人は公式発表を待つ。自分が譲れない条件を決めておくと、納得して選びやすくなるでしょう。
