新型エルグランドとアルファードはどっち?価格・広さ・走り・リセールを徹底比較

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2026年7月、日産エルグランドが約16年ぶりにフルモデルチェンジしました。

新型エルグランドは、全車に第3世代e-POWERと電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用。高級ミニバンの王道を歩むトヨタ・アルファードに対し、「運転する人も楽しめる電動プレミアムミニバン」という異なる方向から勝負を挑んでいます。

ただし、最廉価のXでも価格は689万7,000円。アルファードは570万円から選べるため、「エルグランドの方が安い」とは言えません。

先に結論をまとめると、次のようになります。

  • 自分で運転する機会が多いなら新型エルグランド
  • 2列目の豪華さとリセールを重視するならアルファード
  • 雪道や雨天時の安定性を重視するなら全車e-4ORCEのエルグランド
  • 予算やパワートレインを幅広く選びたいならアルファード
  • 他人と被りにくい高級ミニバンが欲しいならエルグランド
  • 数年で乗り換える予定ならアルファード

この記事では、新型エルグランドとアルファードの価格、サイズ、室内、荷室、走行性能、燃費、安全装備、リセールを比較し、どちらを選ぶべきかを整理します。

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目次

新型エルグランドとアルファードの違いを比較

比較項目新型エルグランドアルファード
価格689万7,000円~570万円~
パワートレイン第3世代e-POWERガソリン・HEV・PHEV
駆動方式全車e-4ORCE・4WD2WD・E-Four
乗車定員7人7人
全長4,995mm4,995mm
全幅1,895mm1,850mm
全高1,975mm1,935~1,945mm
WLTC燃費16.8km/Lパワートレイン・グレードにより異なる
走りの特徴モーター駆動と4輪制御乗り心地と安定感
2列目の特徴デュアルリクライニング、オットマン上質なキャプテンシート
リセール今後の相場次第非常に強い
おすすめの使い方自分で運転するファミリーカー後席重視、送迎、短期乗り換え

※価格・仕様は2026年9月時点。オプションや諸費用は含みません。

両車の性格を簡単に表現すると、新型エルグランドは「ドライバーも主役になれる高級ミニバン」、アルファードは「同乗者をもてなすことに長けた高級ミニバン」です。

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価格はアルファードの方が安い

新型エルグランドの標準グレードは、XとGの2種類です。

グレード駆動方式価格
X e-4ORCE4WD689万7,000円
G e-4ORCE4WD757万9,000円

このほか、AUTECH LINE、AUTECH、VIPなどの特別なモデルも用意され、最上級のVIPは800万円台後半に達します。

一方、アルファードは570万円から購入できます。価格だけを見ると、アルファードの方が約120万円安くスタートできます。

ただし、新型エルグランドは全車に次の装備を採用しています。

  • 第3世代e-POWER
  • e-4ORCE
  • 7人乗り
  • 左右独立型の2列目シート
  • インテリジェント ダイナミックサスペンション

アルファードの最廉価グレードと、全車4WD・電動化されたエルグランドを単純に比較するのは公平ではありません。

アルファードもハイブリッドやE-Four、快適装備を加えていくと価格差は縮まります。それでも、購入予算を600万円前後に抑えたい人にとって、新型エルグランドは候補に入れにくいでしょう。

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ボディサイズはエルグランドの方が大きい

全長は、両車とも4,995mmです。

大きな違いは全幅と全高にあります。

車種全長全幅全高
新型エルグランド4,995mm1,895mm1,975mm
アルファード4,995mm1,850mm1,935~1,945mm

エルグランドはアルファードより45mm幅広く、30~40mm高くなっています。

全幅1,895mmは、高級ミニバンとしては珍しくないサイズですが、日本の一般的な駐車場では気を使います。

特に確認したいのは、次のような場所です。

  • 自宅駐車場の横幅
  • 機械式駐車場の制限
  • 古い商業施設の駐車枠
  • 狭い住宅街
  • すれ違いの多い生活道路
  • スライドドアを開けたときの余裕

新型エルグランドの最小回転半径は5.8mに抑えられています。車体の大きさに対して取り回しは工夫されていますが、運転時に影響するのは回転半径だけではありません。

毎日狭い道を走る人や、自宅の駐車スペースに余裕がない人は、アルファードも含めて実車確認が必須です。

室内の開放感は新型エルグランドも負けていない

アルファードの強みは、2列目を中心とした豪華な室内です。

特にExecutive Loungeは、移動する応接室と呼びたくなるほど後席装備が充実しています。企業の役員送迎や、後席に座る時間が長い人にとって、アルファードの完成度は依然として非常に高いといえます。

一方、新型エルグランドも室内を大幅に拡大しました。

新型では全席にゼログラビティシートの考え方を取り入れ、2列目には背もたれ上部を独立して調整できるデュアルリクライニング機構を採用しています。

さらに、助手席と2列目左右席の合計3席で、同時にオットマンを使用できます。

新型エルグランドの主な室内装備は次の通りです。

  • 14.3インチ統合型ディスプレイ
  • デュアルリクライニング機構
  • 電動オットマン
  • シート位置のメモリー機能
  • 各列2席のゼログラビティシート
  • 最大64色の間接照明
  • BOSE Premium Sound Systemを設定
  • Google搭載のNissanConnect

アルファードが「後席の豪華さ」を強く意識しているのに対し、エルグランドは運転席、助手席、2列目、3列目まで含めて、乗員全体の快適性を高めようとしています。

家族全員で長距離移動するなら、エルグランドの考え方は魅力的です。

3列目は実際に家族を座らせて確認したい

新型エルグランドは全幅を拡大し、3列目にも十分な左右方向の余裕を持たせています。また、3列目シートを前後にスライドできるため、乗員と荷物の量に合わせて調整できます。

ただし、高級ミニバンの3列目は、寸法だけでは快適性を判断できません。

確認したいのは次の点です。

  • 3列目に乗り込む動作
  • 座面の高さと長さ
  • 膝まわりの余裕
  • 頭上空間
  • 窓の大きさ
  • 2列目にチャイルドシートを付けた状態での乗降
  • 3列目使用時に残る荷室

小さな子どもが短時間座るのか、大人が長距離移動するのかでも評価は変わります。

アルファードは3列目を含めた空間設計に長年の蓄積があります。新型エルグランドも広さでは対抗していますが、家族構成に合わせた実車確認が必要です。

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荷室の使い勝手はエルグランドが大きく改善

新型エルグランドは、荷室の開口地上高を先代より約100mm下げ、段差の少ないステップレスフロアを採用しました。

3列目には、前方と後方の2カ所で跳ね上げ格納できる「マルチアップシート」を採用しています。

用途に応じて、次の2種類を使い分けられます。

  • 荷室を最大限に広げる「最大ラゲッジモード」
  • 2列目の広さを残す「快適ユーティリティモード」

先代エルグランドは、荷室の使い勝手が弱点として挙げられることがありました。新型は、その弱点をかなり意識して改善しています。

ただし、3列目を左右に跳ね上げる方式では、格納したシートが荷室の両側に残ります。自転車や幅のあるキャンプ用品を積む人は、カタログ上の容量だけでなく、実際に使える荷室幅を確認した方がよいでしょう。

アルファードも3列目を左右に跳ね上げる方式のため、この点は両車共通の確認ポイントです。

走りは新型エルグランドの大きな武器

新型エルグランド最大の特徴は、第3世代e-POWERとe-4ORCEの組み合わせです。

e-POWERは、エンジンを主に発電へ使用し、タイヤをモーターで駆動します。

そのため、一般的なハイブリッド車とは走行感覚が異なります。

  • 発進が滑らか
  • アクセル操作に対する反応が自然
  • 低速域でも力強い
  • 加減速時の姿勢変化を抑えやすい
  • 渋滞時も静かに走りやすい

e-4ORCEは前後モーターの駆動力と4輪のブレーキを統合制御します。

雨天、雪道、高速道路、カーブなどで車体の動きを安定させるだけでなく、減速時の前後方向の揺れを抑え、同乗者が不快に感じにくい動きを目指しています。

新型エルグランドには、路面や走行状況に応じて減衰力を変えるインテリジェント ダイナミックサスペンションも採用されています。

車体は大きく重いものの、「大きなミニバンを仕方なく運転している」という感覚を減らし、ドライバーにも運転する満足感を与える構成です。

一方、アルファードは後席の快適性を重視した落ち着いた乗り味が強みです。

運転する人を中心に考えるならエルグランド、同乗者を中心に考えるならアルファードという違いが、走りにも表れています。

燃費だけならアルファードHEVも強い

新型エルグランドのWLTCモード燃費は16.8km/Lです。

全長約5m、全幅1.9m近く、全車4WDの大型ミニバンであることを考えると、十分に優秀な数値です。

アルファードは、ガソリン、ハイブリッド、PHEVを用意しており、燃費はグレードや駆動方式によって異なります。

ハイブリッド同士で比べると、アルファードも非常に高い燃費性能を持っています。高速道路を一定速度で長時間走る場面では、トヨタのハイブリッドが有利になる可能性があります。

一方、エルグランドのe-POWERは、発進と停止を繰り返す市街地や渋滞で、モーター駆動の滑らかさを感じやすいのが特徴です。

燃費だけでなく、日常的に走る道路で比較する必要があります。

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安全装備はどちらも高水準

新型エルグランドには、日産の「360°セーフティアシスト」が採用されています。

主な機能として、次のような装備があります。

  • 衝突被害軽減ブレーキ
  • 車線逸脱防止支援
  • 後側方衝突防止支援
  • アラウンドビューモニター
  • 標識検知
  • プロパイロット
  • プロパイロット2.0を設定

プロパイロット2.0装着車では、高速道路の同一車線内でハンズオフ走行が可能になる場面があります。

アルファードもToyota Safety Senseを採用し、衝突回避支援、車線維持支援、レーダークルーズコントロール、駐車支援などを備えています。

安全性能に決定的な差があるというより、どの機能が標準装備で、どの機能がオプションになるかが重要です。

見積もりを比較するときは、車両価格だけでなく、希望する運転支援装備を含めた総額で比べましょう。

リセールはアルファードが有利

リセールを重視するなら、現時点ではアルファードが有利です。

アルファードは国内だけでなく海外でも人気が高く、中古車需要が安定しています。数年で乗り換える場合、購入価格が高くても、売却価格を差し引いた実質的な負担を抑えられる可能性があります。

新型エルグランドは発売直後であり、中古車相場がまだ固まっていません。

新型への注目度は高く、全車e-POWER・e-4ORCEという明確な個性もありますが、3年後や5年後の相場を正確に予測することは困難です。

したがって、次のように考えると分かりやすいでしょう。

  • 3~5年で乗り換えるならアルファード
  • 長く乗り、運転する満足感を重視するならエルグランド
  • 売却価格まで含めた総支出を重視するならアルファード
  • リセールよりも他人と被らない個性を求めるならエルグランド

新型エルグランドがおすすめの人

新型エルグランドは、次のような人に向いています。

  • ミニバンでも運転を楽しみたい
  • モーター駆動の滑らかさが好き
  • 雨天や雪道での安定性を重視する
  • 全車4WDでも問題ない
  • 家族全員の乗り心地を重視する
  • アルファードとは違う車を選びたい
  • 7人乗りを希望している
  • 長期間乗り続ける予定
  • リセールだけで車を選びたくない

特に、普段は自分が運転し、休日は家族を乗せて遠出する人には、新型エルグランドの性格が合っています。

アルファードがおすすめの人

アルファードは、次のような人に向いています。

  • 後席の豪華さを最優先したい
  • リセールを重視する
  • 数年で乗り換える予定
  • ガソリン、HEV、PHEVから選びたい
  • 2WDを選びたい
  • エルグランドより予算を抑えたい
  • 法人送迎や役員車として使いたい
  • 中古車相場が安定した車を選びたい

高級ミニバンとしてのブランド力、販売実績、リセールまで含めた総合力では、アルファードが依然として強い存在です。

新型エルグランドとアルファードで迷ったときの確認項目

購入前には、同じ条件で両車を比較しましょう。

特に重要なのは次の項目です。

  1. 必要な装備を含めた支払総額
  2. 自宅駐車場への出し入れ
  3. 家族全員が乗ったときのシート位置
  4. 3列目使用時の荷室
  5. 2列目にチャイルドシートを付けた状態の乗降
  6. 市街地での発進と停止の滑らかさ
  7. 高速道路での直進安定性
  8. 乗り換え予定年数
  9. 売却価格を含めた実質負担額

車両価格だけで決めると、購入後に「必要な装備を加えたら予算を超えた」「駐車場で思ったより幅が気になる」といった後悔につながります。

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結論|運転するならエルグランド、資産価値ならアルファード

新型エルグランドは、アルファードより安い高級ミニバンではありません。

最廉価のXでも689万7,000円で、全車が第3世代e-POWER、e-4ORCE、7人乗りという割り切った構成です。

選択肢を絞る代わりに、日産の電動技術と4輪制御を標準化し、運転する人にも満足感を与える高級ミニバンに仕上げています。

一方のアルファードは、後席の快適性、パワートレインの選択肢、ブランド力、リセールで依然として優位です。

最終的には、次の基準で選ぶと分かりやすいでしょう。

  • 自分で運転する時間を大切にしたい:新型エルグランド
  • 後席に乗る人を最優先したい:アルファード
  • 雪道や雨天時の4WD性能を重視:新型エルグランド
  • 予算とグレードを幅広く選びたい:アルファード
  • 長く乗り続けたい:新型エルグランド
  • 数年後の売却価格を重視:アルファード
  • 他人と被りにくい高級ミニバンが欲しい:新型エルグランド

新型エルグランドは、アルファードをそのまま追いかけた車ではありません。

後席の豪華さだけでなく、モーター駆動の滑らかさ、e-4ORCEによる安定性、ドライバーが感じる運転の楽しさに価値を見いだせるかどうかが、購入判断の分かれ目になります。

※価格・装備・仕様は2026年9月時点の情報です。最新情報は日産およびトヨタの公式サイト、販売店の見積もりでご確認ください。

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