BMW M2に初の4WD!M xDriveの価格は1,083万円|FR・MTとどっちを選ぶ?

広告

BMW M2に、ついに4WDの「M xDrive」が加わりました。

2026年10月1日に日本で発売された「BMW M2 M xDrive」の車両本体価格は、税込1,083万円。従来のFRモデルに対して、50万円高い設定です。

ただ、今回のニュースで気になるのは、四駆になって加速性能が向上したことだけではありません。FRのM2も、マニュアルのM2も引き続き選べるという点です。

480PSの力を四輪で路面に伝えるか。それとも、後輪駆動と自分で操る楽しさを重視するか。

サーキットのタイムだけでなく、週末の峠やロングツーリングを楽しむ車として考えると、M2の選び方はむしろ悩ましくなりました。

この記事では、日本仕様の価格・主要諸元とBMWの公式発表をもとに、M2 M xDriveの特徴とFR・MTとの選び方を整理します。試乗による評価ではなく、公開情報に基づく比較です。

あわせて読みたい
【2026年9月最新】新車で買えるMT車一覧|国産・輸入車と生産終了モデルを解説 「2026年現在でも、新車で買えるマニュアル車はある?」 そう思って調べてみると、選択肢は減っているものの、現在も国産メーカーを中心にMT車が残っています。 トヨタG...
目次

BMW M2 M xDriveが日本発売!フルモデルチェンジではなく4WD追加

BMWジャパンは2026年10月1日、M2のラインアップにM xDrive搭載モデルを追加し、全国のBMW正規ディーラーで販売を開始しました。納車は2026年10月中旬以降の予定です。

今回のモデルは、現行の第2世代M2をベースにした4WDモデルです。新しい世代に切り替わるフルモデルチェンジではありません。

日本価格は1,083万円。FRとの差額は50万円

モデル駆動方式トランスミッション車両本体価格(税込)
BMW M2・MTFR(後輪駆動)マニュアル1,033万円
BMW M2・ATFR(後輪駆動)オートマチック1,033万円
BMW M2 M xDrive4WDオートマチック1,083万円

※2026年10月1日のBMWジャパン発表価格。オプション、登録諸費用、保険料、消費税以外の税金、リサイクル料金などは別途必要です。

差額50万円は、FRモデルの車両価格の約4.8%に相当します。

もちろん、50万円は簡単に出せる金額ではありません。それでも1,000万円を超える車を比較する場面では、予算だけでFRと4WDのどちらかが決まるとは限らない価格差です。

「四駆に手が届くか」だけでなく、「自分はM2で何を楽しみたいか」が選択の軸になります。

出典:BMWジャパン・2026年10月1日プレスリリース

あわせて読みたい
新型GT-R(R36)はいつ発売?日産CEOが開発を認めた次期型の価格・PHEV説 日産GT-Rは、2025年にR35型の生産を終了しました。 しかし、GT-Rそのものが完全に終了したわけではありません。 2026年4月、日産のイヴァン・エスピノーサCEOが、海外メ...

M xDriveで何が変わる?480PSを路面に伝える力に注目

M2 M xDriveの日本仕様は、3.0L直列6気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力480PS、最大トルク600Nmを発生します。

注目したいのは、その力の伝え方です。

後輪だけで駆動するFRに対し、M xDriveは走行状況に応じて前後輪への駆動力の配分を変えます。さらに、後輪左右への配分を調整するアクティブMディファレンシャルと組み合わせています。

四駆でも後輪駆動を重視した設計

BMWのグローバル発表によると、M xDriveは後輪を主体とする制御です。通常の走行では後輪に駆動力を送り、後輪だけでは路面に伝えきれない状況で前輪も働かせます。

「四駆になるとM2らしさが薄れるのでは?」と気になる人にとって、この設計は押さえておきたいところです。ただし、ステアリングの感触やアクセル操作に対する動きまでFRと同じかどうかは、実際に乗り比べて判断したい部分です。

0–100km/h加速は3.7秒。ただし海外仕様の公表値

BMWは海外仕様のM2 M xDriveについて、0–100km/h加速を3.7秒と発表しています。比較対象の後輪駆動モデルより0.3秒速い数値です。

この数値は海外仕様のメーカー公表値であり、日本仕様の実測結果ではありません。

加速の違いはわかりやすいものの、公道で毎回その性能を使うわけではないでしょう。購入判断では、発進加速の速さと、普段の速度域で感じる楽しさを分けて考えたいところです。

2WDモードもあるが、FR・MTの代わりになるとは限らない

グローバル発表では、DSCを解除した状態で後輪だけを駆動する2WDモードも紹介されています。日本の発売発表でも、モード切り替えによって後輪駆動モデルのような走りを楽しめると説明されています。

ただし、「FRのように走れる」ことと「FRモデルと同じ車になる」ことは別です。駆動系の構成が異なり、M xDriveの日本設定はATです。クラッチやシフトを自分で操作するMTの楽しさまでは置き換えられません。

2WDモードの詳細な使用条件は、日本仕様の取扱説明書や販売店で確認が必要です。DSC解除を伴うモードを、雨の日の普段使いのために選ぶ機能と捉えないようにしましょう。

出典:BMW Group・M2 with M xDriveのグローバル発表、BMWジャパン発売発表。

あわせて読みたい
新型セリカはいつ発売?「Celica Sport」復活・AWDハイブリッド・予想価格を解説 トヨタの名車「セリカ」が、約20年ぶりに復活する可能性がさらに高まっています。 2024年のラリージャパンでは、トヨタの中嶋裕樹副社長がセリカについて「やっちゃいま...

50万円追加してM xDriveを選ぶ価値はある?

公開情報から考えると、M xDriveに魅力を感じやすいのは、スポーツカーを週末専用にせず、さまざまな天候や用途で使いたい人です。

晴れた日のドライブだけでなく、旅行先で雨に遭うこともある。冬も車を動かしたい。そんな使い方なら、駆動力の配分を調整できる仕組みは、検討する理由になります。

一方で、「4WDだから滑らない」「雨でも速く走れる」と受け取るのは早計です。四輪で駆動しても、タイヤのグリップや停止距離が無条件によくなるわけではありません。冬季の使用も、適切なタイヤや路面状況の判断が前提になります。

M xDriveを検討したい人

  • ATで運転したい人
  • 発進・加速時に駆動力を路面へ伝える性能を重視する人
  • 日常移動や長距離旅行にもM2を使いたい人
  • 天候が変わりやすい場所へ出かける機会が多い人

4WDであることは選ぶ理由の一つですが、毎日使うなら乗り心地やタイヤの騒音、駐車のしやすさも同じくらい気になります。そこは試乗で確かめたいところです。

FR・MTを検討したい人

  • シフト操作そのものを楽しみたい人
  • 後輪駆動のM2にこだわりがある人
  • 晴れた日の趣味のドライブが中心の人
  • 速さに加えて、操作と車の反応のつながりを重視する人

とくにMTを希望するなら、選択は明快です。今回日本で追加されたM xDriveはATなので、MTを選ぶ場合はFRのM2になります。

スポーツカーの満足度は、速さの順位だけでは決まりません。自分でギアを選んで走る時間を楽しみたい人には、FR・MTが残っていること自体が、このニュースの魅力です。

あわせて読みたい
新型MR2はいつ復活?「GR MR2」商標・富士テスト車・2.0Lターボ・予想価格を解説 トヨタの名車「MR2」が復活する可能性が、さらに高まっています。 2026年には、ミッドシップ化されたGRヤリスベースの開発車が富士スピードウェイで目撃されました。海...

峠やツーリングで選ぶなら、車幅1,885mmも見ておきたい

M2はBMW Mのなかではコンパクトなモデルですが、日本の道で「小さくて扱いやすい」と判断するには、実際のサイズを確認したいところです。

M2 M xDriveの日本仕様・主要諸元

項目日本仕様の公表値
全長×全幅×全高4,580×1,885×1,405mm
ホイールベース2,745mm
車両重量1,790kg
エンジン/排気量直列6気筒ガソリン/2,992cc
最高出力480PS(353kW)
最大トルク600Nm
WLTCモード燃費9.8km/L

出典:BMWジャパン・2026年10月1日プレスリリース。

見落としたくないのが、全幅1,885mmです。

見通しのよい広いワインディングと、対向車とのすれ違いに気を使う狭い峠道では、楽しみ方も変わります。よく走る道の幅や自宅の駐車場によっては、FRか4WDかを選ぶ前に、M2という車のサイズが合うかを確かめる必要があります。

ツーリング用途で確認したいポイント

確認すること判断につながる理由
自宅駐車場でドアを開けられる余裕車体が収まっても乗り降りしにくい場合がある
普段通る道や目的地の駐車場旅行先では慣れない道や狭い区画も使う
荒れた路面での乗り心地長距離での疲れや同乗者の満足度に関わる
旅行荷物の積みやすさ開口部の形や荷物の寸法との相性も大切
タイヤ交換などの維持費購入後も無理なく楽しめるか判断できる

峠やツーリングが目的なら、必ずしもサーキットで限界性能を試す必要はありません。いつもの道に近い環境で、運転が楽しいか、疲れずに帰ってこられるかを確かめる方が、自分の使い方に合った判断につながります。

FR・ATとM xDrive・ATで迷ったら?

MTへのこだわりがなく、AT同士で比較するなら、価格差50万円をどう捉えるかがポイントです。

以下は試乗評価ではなく、駆動方式と使い方から整理した選択の目安です。

重視したいこと検討の方向
四輪で駆動力を伝える仕組みや発進加速M xDrive・AT
天候の変わる長距離旅行にも使うM xDrive・ATを検討し、乗り心地も確認
後輪駆動のM2を所有したいFR・AT
車両予算を抑え、装備などに配分したいFR・ATと総支払額を比較
シフト操作まで自分で楽しみたいFR・MT

「ATなら必ず四駆が正解」とまでは言えません。FRの走りが気に入るか、4WDの制御が自分に合うかは、数字だけでは決まらないからです。

可能なら同じようなルートで乗り比べ、ステアリング操作への反応や、日常の加減速で感じる扱いやすさを確認したいところです。

よくある質問

BMW M2 M xDriveの日本発売日はいつ?

2026年10月1日です。BMWジャパンは、納車を2026年10月中旬以降と案内しています。個別の納期は販売店への確認が必要です。

M2 M xDriveにMTはある?

2026年10月1日の日本発売発表では、M xDriveはATのみです。MTはFRのM2に設定されています。

FRのM2はなくなる?

今回の発表では、FRのMTとATが引き続き価格表に掲載されています。四駆への全面切り替えではありません。

M2 M xDriveは新型へのフルモデルチェンジ?

今回は現行の第2世代M2への4WDモデル追加です。

0–100km/h加速3.7秒は日本仕様の数値?

この記事で紹介している3.7秒は、BMWのグローバル発表に掲載された海外仕様のメーカー公表値です。日本仕様の実測値としては扱っていません。

M2の四駆化で、「速さ」と「操る楽しさ」を選べるようになった

M2 M xDriveの追加で、四輪を使って駆動力を伝える選択肢が増えました。一方で、FR・MTも残っています。

この組み合わせは、M2を選ぶ楽しみを広げてくれます。ATで幅広い用途に使いたいならM xDriveを検討し、ギアを自分で選ぶ時間まで楽しみたいならFR・MTに目を向ける。どちらも、自分の使い方から選ぶ価値があります。

車両価格の差は50万円でも、欲しい運転体験の差は金額だけでは測れません。

購入前には、普段走る道での扱いやすさ、車幅、乗り心地、維持費まで確認したいところ。M2の四駆化は、最速のモデルを選ぶ話にとどまらず、自分がスポーツカーに何を求めるかを考えさせてくれるニュースです。

目次
閉じる