三菱パジェロが、ついに復活します。
三菱自動車は、新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しました。国内向けパジェロは2019年に生産終了していたため、日本では7年ぶりの復活となります。
正直、これはかなりうれしいニュースです。
三菱自動車は、過去に厳しい時期もありました。ブランドイメージが落ち込み、「三菱は大丈夫なのか」と見られた時期もあります。
しかし、改めて今の三菱車を見ると、デリカD:5、アウトランダーPHEV、トライトンのように、コンセプトがはっきりした車を作り続けているメーカーでもあります。
万人受けを狙うというより、「悪路に強い」「雪道に強い」「家族で遠くへ行ける」「電動でも走りにこだわる」といった、三菱らしい価値がある。だからこそ、好きな人には深く刺さるメーカーだと思います。
この記事では、新型パジェロは買いなのか、トライトンベースで何が変わるのか、ランクル250やトライトンとはどう違うのかを、現時点でわかっている情報をもとに整理します。
この記事でわかること
- 新型パジェロは本当に復活するのか
- 新型パジェロはいつ公開されるのか
- トライトンベースで何が変わるのか
- 新型パジェロに期待できるポイント
- 新型パジェロで注意したいポイント
- ランクル250・トライトンとの違い

新型パジェロは本当に復活する?
新型パジェロの復活は、すでに三菱自動車から公式に発表されています。
三菱自動車は2026年5月29日、新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しました。国内仕様は2019年に生産終了していたため、日本では7年ぶりの復活です。
パジェロは1982年に初代が登場し、4世代にわたって世界170以上の国と地域で累計325万台以上を販売してきた、三菱を象徴するクロスカントリーSUVです。
さらに、ダカールラリーでは7連覇を含む通算12勝を挙げ、悪路走破性、操縦安定性、信頼耐久性を世界に示してきたモデルでもあります。
つまり、新型パジェロの復活は、単なる車名の再利用ではありません。
三菱自動車にとっては、ブランドの象徴をもう一度前面に出す動きだと見てよいでしょう。

新型パジェロはいつ公開・発売される?
現時点で公式に発表されているのは、2026年秋に世界初公開されるという情報です。
価格、グレード、ボディサイズ、エンジン、燃費、発売時期などの詳細は、まだ正式には発表されていません。
そのため、現段階では「価格は○○万円」「発売日は○月」などと断定するのは避けた方がよいです。
ただし、三菱自動車の新中長期ビジョンでは、「三菱自動車らしさを体現するパジェロを今年度中に投入するとともに、将来に向けたシリーズ展開を図る」とされています。
この表現を見る限り、新型パジェロは一過性の限定モデルではなく、今後の三菱ブランドの柱として展開していく意図があると考えられます。

新型パジェロはトライトンベースで何が変わる?
新型パジェロは、高い堅牢性を持つピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに開発されます。
ただし、ここで重要なのは、単なる「トライトンのSUV版」ではないということです。
三菱自動車は、新型パジェロについて、トライトンのラダーフレームをベースに改良を施し、キャビンや前後サスペンションなどを専用開発すると説明しています。
つまり、土台にはトライトン譲りの強さを使いながら、パジェロとしての快適性や走りを作り込むということです。
トライトンはピックアップトラックなので、荷物を積む、道具として使う、タフに働くというキャラクターが強い車です。一方、パジェロはクロスカントリーSUVとして、悪路走破性だけでなく、乗員が快適に移動できることも重要になります。
この違いを考えると、新型パジェロは「トライトンの荷台を室内にしただけの車」ではなく、より乗用車としての快適性を重視した本格SUVになる可能性が高いです。

新型パジェロが注目される理由
1. 三菱らしさが戻ってくるから
新型パジェロ最大の注目点は、やはり「三菱らしさ」が戻ってくることです。
最近の自動車市場では、燃費、価格、安全装備、電動化が重視されます。もちろんそれは大切です。
しかし、車好きとしては「そのメーカーにしか作れない車」が見たいという気持ちもあります。
三菱でいえば、デリカD:5、アウトランダーPHEV、トライトン、そしてパジェロ。このあたりは、まさに三菱らしい車です。
デリカD:5はミニバンでありながら悪路や雪道を意識した独自の存在です。アウトランダーPHEVは、PHEVとS-AWCによる走りを前面に出したSUVです。トライトンは、実用性とタフさを持つピックアップです。
そこにパジェロが戻ってくることで、三菱のオフロード・4WDブランドとしての輪郭がかなりはっきりします。
2. ランクル一強に対する選択肢になるから
本格クロカンSUVといえば、トヨタのランドクルーザーシリーズが非常に強い存在です。
ランクル300、ランクル250、ランクル70、そしてランクルFJなど、トヨタはクロカン系のラインアップを広げています。
一方で、ランクルは人気が高すぎるため、価格、納期、抽選、転売対策なども含めて、気軽に買える車ではなくなっています。
そこに新型パジェロが入ってくる意味は大きいです。
もちろん、ランクルとパジェロはキャラクターが違います。ただ、ユーザーとしては「本格SUVが欲しいけれど、ランクルだけではない選択肢が欲しい」と感じている人も多いはずです。
新型パジェロは、まさにその受け皿になる可能性があります。
3. アウトドア・雪道・長距離移動に合うから
パジェロという名前には、単なる街乗りSUVとは違う響きがあります。
雪道、未舗装路、キャンプ、釣り、スキー、長距離旅行。そうした使い方を想像しやすい車です。
三菱の公式ティザーサイトでも、パジェロについて「道を選ばない」ことや、砂漠、高速道路、雪、雨といった環境で、乗る人が安心して帰り着ける思想が語られています。
この思想は、今の時代にもかなり重要だと思います。
単に大きくて強そうなSUVではなく、家族や仲間を乗せて、遠くまで安全に行って帰ってこられる車。そこにパジェロらしさがあります。
新型パジェロに期待できるポイント
1. 本格クロカンとしての走破性
新型パジェロは、トライトンのラダーフレームをベースにすることが発表されています。
ラダーフレームは、悪路走行や高い耐久性を求める車に向いた構造です。モノコックSUVに比べると重量や乗り味の面で課題もありますが、本格クロカンとしての安心感は大きいです。
パジェロという名前で出す以上、悪路走破性に中途半端なものは出せないはずです。
この点はかなり期待できます。
2. トライトンより快適な乗り心地
新型パジェロでは、キャビンや前後サスペンションなどが専用開発されるとされています。
ここはかなり重要です。
トライトンはピックアップトラックとしての実用性が強い車ですが、パジェロはSUVとして、家族や同乗者の快適性も求められます。
専用サスペンションによって、悪路走破性だけでなく、舗装路での乗り心地や長距離移動の快適性までどこまで高められるかが注目です。
3. 三菱の4WD制御への期待
三菱は4WD制御に強いメーカーです。
アウトランダーPHEVでは、PHEVシステムとS-AWCを組み合わせ、走行状況に応じた制御を行っています。
新型パジェロがどのような4WDシステムを採用するかはまだ正式発表されていませんが、三菱らしい操縦安定性や安心感には期待したいところです。
4. パジェロシリーズ展開への期待
三菱の新中長期ビジョンでは、パジェロについて「将来に向けたシリーズ展開を図る」とされています。
これは非常に気になる表現です。
かつてパジェロには、パジェロミニ、パジェロジュニア、パジェロイオといったシリーズがありました。
今後、新型パジェロを軸に、より小型のSUVや別タイプの派生モデルが出てくる可能性もあります。
特に、パジェロミニのような軽クロカンを期待している人は多いはずです。
もちろん、現時点でパジェロミニ復活が正式発表されたわけではありません。しかし、「パジェロをシリーズ展開する」という表現は、三菱ファンにとってかなり楽しみな材料です。

新型パジェロで注意したいポイント
1. 価格は高くなる可能性がある
新型パジェロの価格はまだ正式発表されていません。
ただし、トライトンのラダーフレームをベースにし、専用キャビンや専用サスペンションを開発する本格SUVとなれば、安い車にはならない可能性があります。
ランクル250やアウトランダーPHEVの価格帯を考えても、新型パジェロはある程度高価格帯のフラッグシップSUVになると見た方が自然です。
「昔のパジェロのように手が届きやすい価格」を期待すると、価格発表時にギャップを感じるかもしれません。
2. サイズは日本で大きく感じる可能性がある
新型パジェロのボディサイズはまだ正式発表されていません。
ただし、トライトンベースであることを考えると、コンパクトSUVのような扱いやすさを期待する車ではなさそうです。
日本の住宅街や狭い駐車場では、全幅や全長が気になる可能性があります。
購入を検討するなら、正式なサイズ発表後に、自宅駐車場、よく行く商業施設、生活道路で扱えるかを必ず確認した方がよいです。
3. 燃費重視の人には向かない可能性がある
新型パジェロのパワートレインはまだ正式発表されていません。
ただ、本格クロカンSUVでラダーフレームを採用する以上、軽量な都市型SUVやハイブリッドSUVのような燃費性能を期待する車ではないでしょう。
燃費や維持費を最優先する人は、アウトランダーPHEVや他のハイブリッドSUVも比較した方がよいです。
4. 期待値が高すぎると厳しく見てしまう
パジェロは名前の重みが大きい車です。
そのため、昔のパジェロを知っている人ほど、新型に対する期待値も高くなります。
「もっと無骨であってほしい」「もっと安くあってほしい」「もっとランクルに対抗してほしい」「パジェロらしさを失わないでほしい」など、さまざまな声が出るはずです。
ただ、新型パジェロは過去の再現ではなく、2026年以降の市場に合わせた新しいパジェロになるはずです。
懐かしさだけで判断するより、今の三菱がどうパジェロを再定義するのかを見る方が楽しめると思います。
ランクル250・トライトン・新型パジェロの違い
新型パジェロを考えるなら、比較対象になるのはランドクルーザー250とトライトンです。
| 車種 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 新型パジェロ | トライトンベースの本格クロカンSUV。快適性と悪路走破性の両立に期待 | 三菱らしい本格SUVを待っていた人 |
| トライトン | ピックアップトラック。荷台を使える実用性とタフさが魅力 | アウトドア・仕事・趣味で荷台を使いたい人 |
| ランドクルーザー250 | トヨタの本格クロカンSUV。ブランド力・リセール・安心感が強い | 王道のクロカンSUVを選びたい人 |
トライトンは、ピックアップとして道具感が強い車です。
ランクル250は、王道の本格SUVとして完成度とブランド力が強い車です。
新型パジェロは、その中間というより、三菱独自の「安心して遠くへ行って帰ってくるSUV」として成立するかがポイントになります。
三菱らしい4WD制御、堅牢な車体、快適なキャビン、冒険心のあるデザイン。このあたりがうまくまとまれば、かなり魅力的な選択肢になるはずです。

新型パジェロが向いている人
新型パジェロは、次のような人に向いています。
- 三菱自動車の4WDやSUVが好きな人
- デリカD:5やアウトランダーPHEVに魅力を感じる人
- ランクル以外の本格SUVを探している人
- アウトドア、雪道、長距離移動に強い車が欲しい人
- 見た目だけのSUVでは物足りない人
- トライトンは気になるが荷台までは必要ない人
- パジェロという名前に特別な思い入れがある人
特に、デリカD:5やアウトランダーPHEVに「三菱らしさ」を感じる人なら、新型パジェロもかなり気になる存在になると思います。
三菱車は、万人受けではないかもしれません。
でも、刺さる人には深く刺さる。
新型パジェロは、そのタイプの車になる可能性があります。
新型パジェロが向いていない人
一方で、次のような人は慎重に考えた方がよいです。
- 燃費や維持費を最優先したい人
- コンパクトで扱いやすいSUVが欲しい人
- 街乗り中心で悪路走破性を必要としない人
- 価格の安さを重視する人
- ランクルのリセールやブランド力を最重視する人
- ミニバンのような使い勝手を求める人
新型パジェロは、本格SUVとして期待される車です。
そのため、燃費、サイズ、価格、維持費の面では、都市型SUVやハイブリッドSUVより不利になる可能性があります。
「かっこいいから」「復活したから」という理由だけで選ぶと、日常使いで後悔するかもしれません。
新型パジェロは買いか?
現時点での結論としては、三菱らしい本格SUVを待っていた人にとって、新型パジェロはかなり期待できる1台です。
ただし、まだ価格、サイズ、パワートレイン、燃費、グレード構成が正式発表されていないため、今すぐ「全員におすすめ」とは言えません。
買いかどうかを判断するポイントは、次の5つです。
- 価格が予算に収まるか
- サイズが日常使いに合うか
- 燃費や維持費を許容できるか
- ランクル250ではなくパジェロを選ぶ理由があるか
- 三菱らしいSUVに魅力を感じるか
この条件を満たすなら、新型パジェロはかなり魅力的です。
特に、ランクル一択ではつまらない、トライトンは好きだけどピックアップまでは必要ない、デリカD:5やアウトランダーPHEVのような三菱らしさに惹かれる。そんな人には、かなり刺さる車になる可能性があります。
まとめ:新型パジェロは三菱自動車らしさの復活を感じる1台
新型パジェロは、2026年秋に世界初公開される予定の新型クロスカントリーSUVです。
トライトンのラダーフレームをベースにしながら、キャビンや前後サスペンションを専用開発することで、悪路走破性と快適性の両立を目指しています。
パジェロは、1982年に登場し、世界170以上の国と地域で累計325万台以上を販売し、ダカールラリーでも通算12勝を挙げた三菱の象徴的なモデルです。
その名前が、今あらためて復活する意味は大きいです。
三菱自動車は、過去に厳しい時期もありました。しかし、デリカD:5、アウトランダーPHEV、トライトン、そして新型パジェロを見ると、ようやく「三菱らしい車」にもう一度力を入れているように感じます。
万人向けではないかもしれません。
でも、好きな人は本当に好きになる。
新型パジェロには、そんな三菱車らしい魅力を期待したいところです。
価格やサイズなどの詳細は今後の発表待ちですが、三菱自動車にもう一度本格SUVで存在感を見せてほしい。そう思わせてくれるニュースです。
よくある質問
Q. 新型パジェロは本当に復活しますか?
はい。三菱自動車は、新型クロスカントリーSUVの車名を「パジェロ」に決定し、2026年秋に世界初公開すると発表しています。国内向けパジェロは2019年に生産終了していたため、日本では7年ぶりの復活となります。
Q. 新型パジェロはいつ発売されますか?
現時点で公式に発表されているのは、2026年秋に世界初公開されるという情報です。正式な発売日、価格、グレード構成などはまだ発表されていません。
Q. 新型パジェロはトライトンベースですか?
はい。新型パジェロは、ピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに改良を施して開発されます。ただし、キャビンや前後サスペンションなどは専用開発されるため、単なるトライトンのSUV版ではありません。
Q. 新型パジェロとランクル250はどちらがいいですか?
王道のブランド力やリセール、トヨタの安心感を重視するならランクル250が有力です。一方で、三菱らしい4WDやアウトドア感、ランクルとは違う個性を求めるなら新型パジェロも魅力的な選択肢になります。
Q. 新型パジェロは買いですか?
三菱らしい本格SUVを待っていた人にとっては、かなり期待できる1台です。ただし、価格、サイズ、燃費、パワートレインなどの詳細は未発表のため、正式発表後に日常使いとの相性を確認して判断するのがおすすめです。
Q. パジェロミニも復活しますか?
現時点でパジェロミニの復活は正式発表されていません。ただし、三菱自動車はパジェロについて将来に向けたシリーズ展開を図るとしています。小型モデルや派生モデルへの期待はありますが、現段階では予想にとどまります。
※本記事は、三菱自動車の新型パジェロ公式発表、新中長期ビジョン、新型パジェロ公式ティザーサイト、アウトランダーPHEV公式情報などをもとに、購入検討者向けにわかりやすく整理したものです。
