「トライトン、格好いい。でも日本で乗ったら後悔しない?」
トライトンを見て、そう思った人は少なくないでしょう。
全長5mを大きく超えるボディに、ダブルキャブと大きな荷台。
一般的なSUVと比べれば、日本では明らかに使う人を選ぶクルマです。
駐車場には困る。
家族全員が運転できるとは限らない。
荷台だってSUVの荷室と同じ感覚では使えません。
それでも筆者は、トライトンを見ると素直に**「欲しい」**と思います。
筆者自身サーフィンをするので、サーフボードを積んだトライトンで海へ行ったら最高だろうな、と想像してしまいます。
キャンプとの相性も抜群でしょう。
むしろトライトンを所有したら、それまで以上にキャンプ道具を揃えて、本格的にアウトドアへ出かけたくなりそうです。
内装も現在のトライトンはかなり上質になりました。
無骨なピックアップトラックなのに、運転席に座れば日常でも使いたくなる。
そんなところにも惹かれます。
では、実際に筆者がトライトンを買うか。
今は買いません。
欲しくないからではありません。
むしろかなり欲しい。
ただ、現在の家族構成や駐車環境まで考えると、トライトンを所有するためには生活そのものを少し変える必要があるからです。
この記事では、サイズや燃費、荷台、乗り心地など一般的に言われるトライトンの後悔ポイントだけでなく、
「これだけ不便なのに、なぜトライトンが欲しくなるのか?」
というところまで考えてみます。
購入を迷っている人には、むしろこちらの方が重要かもしれません。


トライトンで後悔しやすい5つのポイント
トライトンには普通のSUVとは明らかに違う魅力があります。
しかし、その魅力と同じくらい「普通のSUVとは違う不便さ」もあります。
購入後に後悔しないためには、まずこちらを理解しておきましょう。
1.日本ではとにかく大きい
トライトン購入で最初に確認すべきなのは、やはりボディサイズです。
全長5mを大きく超えるダブルキャブピックアップなので、日本の一般的な駐車場や住宅街では気を使います。
単純に「運転できるか」だけではありません。
- 自宅駐車場へ入るか
- 月極駐車場でサイズ制限に引っ掛からないか
- よく利用する商業施設へ行けるか
- 狭い住宅街で取り回せるか
- 家族も運転できるか
ここまで考える必要があります。
試乗では問題なく運転できても、毎日使うとなれば話は別です。
トライトンの場合、購入前に実車で自宅周辺まで走り、普段利用する道路や駐車環境まで確認する価値があります。
2.ピックアップ特有の乗り味はSUVとは違う
トライトンは乗用SUVではなく、荷物を積載することまで前提に設計されたピックアップトラックです。
そのため、一般的な乗用SUVとまったく同じ乗り心地を期待すると、違和感を覚える可能性があります。
特に荷物を積んでいない状態では、路面からの入力や後輪側の動きをどう感じるかは人によって評価が分かれるところです。
一方、この構造だからこそタフな使い方ができるのもトライトンの魅力。
重要なのは「SUVより乗り心地が悪い」と決めつけることではなく、自分がこのピックアップらしい乗り味を好きになれるかです。
購入前には運転席だけでなく、家族にも後席へ乗ってもらって確認したいところです。
3.燃料代だけでなく「大きなクルマを所有するコスト」を考える
トライトンの維持費を考えるとき、燃費だけを見るのは十分ではありません。
タイヤ、保険、税金、メンテナンス、そして人によっては駐車場代まで含めて考える必要があります。
特に筆者の場合、トライトンを所有するなら自宅とは別に駐車場を借りる必要がありそうです。
そうなると、
「トライトンの車両価格を払えるか」ではなく、「トライトンのある生活を維持できるか」
という話になります。
この違いはかなり大きいです。
4.荷台は便利。でもSUVの荷室とはまったく違う
サーフィン、キャンプ、アウトドア用品などを積むなら、トライトンの荷台は大きな魅力です。
汚れた道具を室内へ持ち込まずに済むのもピックアップならでは。
一方、荷台はSUVのラゲッジスペースではありません。
雨や盗難への対策、荷物の固定方法なども考える必要があります。
トノカバーやキャノピーなど、自分の使い方に合わせた装備を検討することになるでしょう。
しかし、この「自分仕様にしていくこと」自体を楽しめる人なら、むしろトライトンの魅力になります。
買った状態を完成形と考えるより、
自分の遊び方に合わせて育てていくクルマ
と考える方が、トライトンには合っていると思います。
5.家族全員が使えるクルマとは限らない
これはファミリーカーとして考えている人にはかなり重要です。
筆者の場合、妻が日常的にトライトンを運転するのは現実的ではないと思います。
そうなると実質的に2台持ちです。
さらに自宅の駐車環境を考えれば、外部駐車場まで必要になる可能性があります。
家族がいる場合、
「自分がトライトンを運転できるか」だけではなく、「トライトンを買うことで家族の生活にどんな影響が出るか」
まで考えた方がいいでしょう。
ここを無視して購入すると、「格好いいけれど使いにくい」という後悔につながります。

トライトンは壊れやすい?故障については噂と事実を分けよう
トライトンを検索すると、「故障」「壊れやすい」といった言葉が気になる人もいるでしょう。
ただし、個別の故障例だけを見て、
「トライトンは壊れやすいクルマ」
と判断するのは適切ではありません。
クルマの故障には年式、走行距離、使用環境、整備状況などさまざまな要因があります。
特にトライトンはディーゼルエンジンを搭載し、アウトドアや悪路走行など一般的な乗用車とは違った使われ方をする可能性も高いクルマです。
購入時に重要なのは、ネット上の体験談だけで故障率を判断することではなく、
- 対象年式のリコール・サービスキャンペーン
- メーカー指定の点検・整備
- 中古車なら整備履歴
- 警告灯や異音など車両状態
- 前オーナーの使用状況
などを確認することです。
ディーゼル車特有の排出ガス浄化システムなどについても、使用環境によって注意点が変わります。
短距離走行ばかりなのか、ある程度まとまった距離を走るのか。
トライトンをどう使う予定なのかも含めて販売店へ相談するといいでしょう。
「三菱だから絶対壊れない」と考える必要もなければ、「トライトンだから壊れやすい」と怖がる必要もありません。
確認できる事実と、自分の使い方を基準に判断する。
これが一番重要です。

【故障トラブルを未然に防ぐための対策!
トライトンを購入したからには、やっぱり長く快適に乗り続けたいですよね!
でも、ちょっとしたケアを怠るだけでトラブルが発生することも…。
定期的な点検とオイル交換は絶対に欠かせない!
エンジンオイルは5,000〜7,000kmごとに交換するのがベストです。これを怠ると、エンジン内部が摩耗して最悪の場合、修理に数十万円かかることも…。特に、「ちょっと音が変だな?」と感じたらすぐディーラーへ!ファンベルトやテンショナーも一緒に見てもらえば安心です。
エアコンの点検は季節ごとにやっておこう!
エアコンが効かなくなるのって、真夏や真冬の一番使いたいときだったりしますよね…!
冷媒ガスの量をチェックしたり、コンプレッサーの状態を確認するだけで、夏の猛暑日も冬の寒い日も快適に過ごせます!さらに、エアコンフィルターは年に1回の交換を忘れずに!
塗装を守るにはコーティングが命!
トライトンの塗装が弱いのは周知の事実…でも対策次第でトラブルを防げます!
洗車も重要ですが、硬いスポンジや雑な手洗いは厳禁!車仲間の先輩が言うには「柔らかいマイクロファイバークロスを使うだけで塗装を長持ちさせられるよ!」とのこと。
バッテリーの劣化サインを見逃さないで!
「エンジンがかかりにくい…これってバッテリーのせい?」なんてことありませんか?
セルモーターの音が弱くなったり、ライトが暗くなったら要注意!ディーラーやカー用品店で無料バッテリーチェックをしてもらえば安心です!
サスペンション&ブレーキは念入りにチェック!
トライトンはパワフルな走行性能が魅力ですが、その分サスペンションやブレーキ系統の負担も大きめです!
「振動が気になる…」と感じたら早めに対策するのが吉!ブレーキパッドやフルードも2年に1回を目安に点検&交換すれば、安心してどんな道でも走れます!
大事な安全装置ですから、手を抜かないでくださいね!

欲しい。それでも筆者が今トライトンを買わない理由
ここまでトライトンの欠点を書いてきました。
それでも筆者自身は、このクルマがかなり欲しいです。
理由は非常に単純。
乗っていたら楽しそうだからです。
筆者はサーフィンをするので、トライトンにサーフボードを積んで海へ行く姿を想像するだけでも気分が上がります。
キャンプもいい。
荷台に道具を積んで、多少汚れても気にせずアウトドアへ出かける。
トライトンを所有したら、キャンプ道具までしっかり揃え直して、今より外へ出かける機会が増えるような気がします。
それでも、今は買いません。
理由はトライトンの出来ではなく、現在の筆者のライフスタイルです。
家族で一台を共有するには大きすぎる。
妻が日常的に運転するのも難しい。
そうなれば別に家族用のクルマが必要です。
さらに自宅の駐車環境を考えると、トライトン用の駐車場まで別に確保することになりそうです。
つまり筆者の場合、トライトンを買うということは単に500万円前後のクルマを購入することではありません。
生活の一部をトライトンに合わせることになります。
今はそこまでアウトドア中心の生活に振り切れない。
だから買わない。
でも、欲しくないわけではありません。
この二つはまったく違います。
クルマを選ぶとき、合理性だけならもっと便利な選択肢はいくらでもあります。
それでも、
「不便なのは分かっている。でも乗りたい」
と思わせるクルマがあります。
筆者にとってトライトンは、まさにその一台です。

トライトンは「アウトドアをするから買う」だけのクルマではない
普通、アウトドア用のクルマは必要性から選びます。
キャンプへ行くから荷物が積めるクルマが必要。
サーフィンをするから長い道具を積みたい。
雪山へ行くから4WDが欲しい。
ところがトライトンには、その逆の力もあると思います。
トライトンを買ったからキャンプへ行きたくなる。
トライトンがあるから海へ行きたくなる。
荷台があるから新しい遊び道具を積みたくなる。
クルマがライフスタイルに合わせるのではなく、クルマが新しいライフスタイルを作ってしまう。
これは実用性とは違う価値です。
筆者がクルマに求めているものの一つに、
「理由がなくても運転したくなるか」
があります。
単に目的地へ快適に運んでくれるだけではなく、キーを持った瞬間にどこかへ出かけたくなる。
トライトンには、そんな魅力を感じます。
海でも山でもいい。
行き先そのものより、
「今日はトライトンで何をしようか」
と考えられる。
それだけでも、このクルマを所有する意味はかなり大きいと思います。

なぜ「三菱のトライトン」に惹かれるのか
筆者はもともと三菱というメーカーをかなり高く評価しています。
理由の一つは、長年4WDやSUVを真面目に作り続けてきたメーカーだからです。
パジェロ、デリカ、ランサーエボリューションなどを通じて、三菱にはラリーや悪路を走るクルマという強いイメージがあります。
トライトンにも、その延長線上にあるものを感じます。
特に筆者が好きなのは、無骨さを残したデザインです。
ピックアップトラック自体が好きという個人的な好みもありますが、トライトンを見ると、
「これなら多少荒れたところへ持っていっても大丈夫そうだ」
と思わせる雰囲気があります。
もちろん、筆者は現行トライトンを実際に悪路で走らせたわけではありません。
そのため「足回りが絶対にいい」「悪路なら何でも走れる」と断定するつもりはありません。
ただ、三菱が長年積み上げてきた4WD技術やモータースポーツの歴史を知っているだけに、
「実際に走らせたらどうなんだろう?」
と期待してしまいます。
クルマはスペックだけで欲しくなるものではありません。
そのメーカーが何を大切にして作ってきたのか。
それがクルマから感じられることも、所有したくなる理由の一つだと思います。
トライトンには、筆者が三菱車に期待している**「ちゃんと使える道具を真面目に作る感じ」**があります。

トライトン・デリカD:5・アウトランダーPHEV|今の生活ならどれを選ぶ?
トライトンに惹かれるものの、家族との生活まで考えると現実的ではない。
そんな人なら、同じ三菱のデリカD:5やアウトランダーPHEVも候補になります。
3台ともアウトドアとの相性がいいクルマですが、方向性はかなり違います。
| 比較 | トライトン | デリカD:5 | アウトランダーPHEV |
|---|---|---|---|
| アウトドアへの振り切り | ◎ | ◎ | ○ |
| 家族での使いやすさ | △ | ◎ | ◎ |
| 汚れた荷物の積みやすさ | ◎ | ○ | ○ |
| 日常の扱いやすさ | △ | ○ | ◎ |
| 悪路・雪道への期待 | ◎ | ◎ | ◎ |
| カスタムして楽しむ | ◎ | ◎ | ○ |
| 向いている人 | 遊びを中心にしたい | 家族+遊び | 日常+SUV |
筆者自身、現在の生活を考えればデリカD:5やアウトランダーPHEVの方が現実的です。
特にデリカD:5は、家族を乗せながらアウトドアも楽しみたい人にとって非常に分かりやすい選択肢です。
アウトランダーPHEVなら、日常での快適性や電動車としての使い方まで含め、さらにバランス型になります。
それでも、
「どれが一番欲しい?」
と聞かれると、トライトンには強く惹かれます。
これは性能表だけでは説明できません。
トライトンには、所有した瞬間から遊び方まで変えてしまいそうな魅力があるからです。
逆に、そこまで生活をアウトドアへ振れないなら、D:5やアウトランダーPHEVを選んだ方が満足度は高くなるでしょう。
三菱の3台は「どれが一番優れているか」ではなく、
自分の生活をどこまで遊び側へ振りたいか
で選ぶと分かりやすいと思います。

トライトンを買う前に確認したい5つのこと

トライトンは、勢いだけで買うと後悔する可能性があります。
一方、不便さまで理解して選ぶなら、かなり満足度の高いクルマになるでしょう。
購入前に最低限、次の5点は確認しておきたいところです。
- 自宅や月極駐車場に問題なく駐車できる
- 普段使う道路・店舗でも取り回せる
- 家族が運転する必要があるか確認した
- 荷台の雨・防犯対策まで含め使い方を想像できている
- 車両代だけでなく駐車場・燃料・タイヤなども含め維持できる
そして最後に、もう一つだけ。
これらの不便を全部理解しても、それでもトライトンが欲しいと思うか?
ここで「YES」と即答できるなら、かなりトライトン向きだと思います。
逆に、
「大きさを我慢しなければならない」
「燃費を我慢しなければならない」
「荷台が不便だけど仕方ない」
と、我慢ばかりになっているなら、普通のSUVを選んだ方がいいでしょう。
トライトンは、不便さを耐えて乗るクルマではなく、
不便さを含めても所有したいと思える人が選ぶクルマ
だと思います。

結論|トライトンは「後悔しない車」ではなく「後悔しても乗りたいと思えるか」で選びたい
トライトンには、購入前に理解しておくべき欠点があります。
日本では大きい。
駐車場にも困る。
家族全員が気軽に運転できるとは限らない。
荷台もSUVのラゲッジスペースとは使い方が違います。
日常生活だけを考えれば、デリカD:5やアウトランダーPHEV、あるいは一般的なSUVの方が便利な人は多いでしょう。
筆者自身も、今トライトンを買うかと聞かれれば買いません。
家族用のクルマが別に必要になり、自宅以外の駐車場まで確保することになるからです。
現在の生活をそこまでトライトン中心にはできません。
それでも、
トライトンは欲しいです。
サーフボードを積んで海へ行きたい。
キャンプ道具を積んで山へ行きたい。
せっかくなら自分の使い方に合わせて少しずつ手を入れて、自分だけのトライトンにしてみたい。
そんなことを考えているだけでも楽しくなります。
クルマ選びでは、後悔ポイントを一つずつ消していくことも大切です。
しかし、欠点をすべて排除した結果、何の感情も動かないクルマを選ぶことが、本当に自分にとって正解なのか。
筆者はそうは思いません。
多少不便でも、
駐車場へ行くたびに「やっぱり格好いいな」と思える。
休日になると、
「今日はこれでどこへ行こう?」
と考えたくなる。
そんなクルマには、燃費やサイズだけでは測れない価値があります。
大きなクルマに乗ったときの満足感を、高級ミニバンに求める人もいるでしょう。
筆者なら、同じような高揚感をトライトンの無骨なボディや大きなタイヤ、荷台、4WDに感じます。
これは完全に好みです。
だからこそクルマ選びは面白い。
トライトンで後悔しないために一番重要なのは、
「欠点がないか」を探すことではなく、「欠点を知ってもまだ欲しいか」を自分に聞くこと。
その答えがYESなら、トライトンは他のSUVでは代わりにくい一台になるはずです。

